リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
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三和櫂です!いつもと逆です!
詳しい説明も今回は折りたたみます!!

基本は櫂三和派の私ですが、常々櫂ファンの私に三和櫂が書けないわけがないとは思っていた今日この頃(ただ三和攻めイメージがうまくいかなかった)、そんな私にとうとう三和櫂ネタが降ってきました。

まさかのやってるだけ話が←
(注・シリアスです)

だいたいT.M.Rのせい。(タイトルからお察し下さいvvv)
具体的な描写は総カットですが(書けないから)、これ年齢制限どうしたらいいの…?
下手に描写が無いからややこしい…。

反転とかは面倒なので、下げで対処します…vv
閲覧禁止指定はつけませんが、一応推奨年齢は18歳以上ということでお願いします。


だいじょぶ読みたい!という方は下へスクロールどうぞ~
























 INVOKE  Side-M


「ほんとお前、集団行動嫌いなんだな」
 話しかける声に、櫂は答えない。答えたくないのか答えられないのかは、三和には判断できなかった。どちらにしろこの男は、最大限自分の声を漏らさないようにするのだから。
 そんな櫂に、独り言にしかならない言葉を投げかけるのにも、もう慣れてしまった。
「まぁ、その方が俺は都合いいけど?」
「…ぁ…ッ」
 かすかに、殺し切れなかった息がこぼれた。
 声にも満たない吐息を聞きながら、こんな関係に陥ったのは何故なのか、ふと今さらな疑問が脳裡をよぎる。
 魔が差したとしか言いようが無い始まりだった。言葉は無かった。ただ一度、その肌に触れてしまえば、求めることは止められなかった。そして櫂は、拒まなかった。
 人一倍プライドの高い櫂を、ほとんど一方的に追い詰められる時間。けれど、それは錯覚なのだろう。本当に一方的なら、今頃自分はこんな風に無事でいるはずがない。
 主導権を完全に握られたままで、櫂が黙っているはずがないのだ。
「…なぁ、いいのか?こんなことまで…されてさ」
「…っは…」
 答えの代わりに、またひとつ、声がこぼれた。
「そろそろ限界?」
「…ぅるせ…」
 情欲に濡れた抗議は、夢うつつのうわごとのように現実感が無い。
(…遠い)
 結局、何一つ思い通りになどなってはいない。いつだって、どこか遠い彼方を見つめている翡翠の瞳。何も分かりはしない、どんなに体を重ねようと。
「…何、考えてる?」
「…さぁ…な…」
 微かに、歪んだ口元にあるのはニヒルな笑み。自虐的に見えるのは、櫂のせいか――それとも、自分のせいか。
「ほんと…ヤな奴」
 伝染した同じ表情で、戯れのように口づけた。
 どうすれば戯れ以上を交わせるのか、今の三和には、その答えがどうしても分からなかった。



 * * *


 INVOKE  Side-K


「ほんとお前、集団行動嫌いなんだな」
 話しかける声に、櫂は答えなかった。答えるまでもないほど、見ればわかるただの事実。だからこそ、どんな答えで返せばいいのか、櫂には分からなかった。
「まぁ、その方が俺は都合いいけど?」
「…ぁ…ッ」
 かすかに、殺し切れなかった息がこぼれた。
 どういう意味だと聞き返せないまま、与えられる快感に意識を集中する。こんな関係に陥ったのは何故なのか、今さらな疑問をかき消すために。
 どちらからも言葉は無かった。ただ一度、その肌に触れられれば逃げられなかった。
 拒絶を感じている彼の痛みが、指先から伝わるようで。
「…なぁ、いいのか?こんなことまで…されてさ」
「…っは…」
 答えの代わりに、またひとつ、声がこぼれた。
 いいか悪いかなんて基準で考えた事は無かった。何を与えることも、返すこともできないなら、求められることに応えるくらいしか、できることが思いつかなかった。
「そろそろ限界?」
「…ぅるせ…」
 情欲に濡れた抗議は、夢うつつのうわごとのように現実感が無い。
(…どっちがだ)
 結局、何一つ思い通りになどなってはいない。いつだって、どこか遠い彼方を見つめている青灰色の瞳。応えれば応えるだけ、その瞳は遠くなる。
 うすうす気づき始めている。多分もう、間違えてしまった。
「…何、考えてる?」
「…さぁ…な…」
 笑みの形に、唇が歪む。自虐的になるのは止められなかった。
「ほんと…ヤな奴」
 伝染した同じ表情で、与えられる口づけ。
 どうすればそんな顔をやめさせられるのか、今の櫂には、その答えがどうしても分からなかった。



+++

三和サイド書き終わって短いなーと思って櫂サイド考えた。
そういうことするといつも思うんですけど、なんで視点以外のキャラ(これだと櫂)の考えてること考えてないのに、反応やセリフだけは思いつくんでしょうね…。
そして後からその心理を捏造するという。いわゆる後付け?謎です。

実はこの前にあげてる「As you like」は、この展開にもっていこうとして友情に収まってしまった話だったりしました(笑)
ヴァンガードは健全な少年アニメさ…悲しいほど確信できる自分の理性が憎いvvvvvv

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