リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
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ナギサちゃんが自分以外と付き合いだしたらカムイはなんだかんだで文句言いそう、そして念願の彼女になってるエミちゃん怒らせそう、その程度の妄想がいつしか大暴走を始めたんだ…。
ナギサ→カムイの後でこれかよ!って感じですが、いいんだ、私はナギサちゃんが好きなんだ!!ナギサちゃんが愛されていればそれでいいのだ!!!
というわけで、そんな話のプロトタイプ(序章)。アニメの6年後で、ナギサ高1、カムイ・エミ高3、アイチ大3、櫂・ミサキ・三和が大4イメージ…だけどいろいろおかしい(苦笑)
この調子だと、この話多分全員誰かとくっついてます。カプ厨上等\(^o^)/NLオンリーになるかと思いますが、ナギサの相手はお察しください

 純情コンプレックス

「……とつきあいはじめたってほんとかよ!?」
 某年七月某日、とあるカフェの片隅で話し込んでいた高校生の片割れ、黒髪の少年が叫んだ。
「そーよ」
 澄ました顔でストローでジュースをすするのは、まだどこかあどけなさの残るポニーテールの少女だ。
「なんっ…でだよ、もっと他にいい奴いるだろ!?なんでよりによって……」
「何よ、カムイちゃんにそんなこと言われる筋合いないでしょ?」
「いやそりゃそーだけど、なんでよりによって櫂の野郎なんだよ!?」
 叫んだとおり、ナギサの相手はカムイにとっても旧知の青年、ナギサより二つ上のカムイよりさらに四つも年上、同じヴァンガードファイターの櫂トシキだった。
「別にいいじゃない、そんなの」
「よくねーよ!!」
「何がよくないのカムイくん?」
 口を挟んだのは、ナギサではない。冷ややかなトーンにカムイが振り返ると、そこには満面の笑みを顔に貼り付けた少女が立っていた。つけいる隙の無い完璧なその笑顔は、絶対零度と形容するに相応しい。
 カムイと同じ年頃のその少女の名は先導エミ――カムイの長年の想い人であり、紛れも無い現在の恋人である。
「エ、エミさん…どうしてここに……」
「ナギサちゃんが教えてくれたの」
 にこやかなままでエミは答える。
 その答えにカムイが勢いよくナギサに向き直ると、ナギサは相変わらず澄ました顔を見せつける。
「私に黙って?二人でカフェ?しかもナギサちゃんがつきあいだしたことに文句言うために?」
 畳み掛けるような糾弾に、カムイがたじろぐ。
「こ、これにはわけが……」
 にっこりとした能面のような笑顔が、一瞬で怒りの面へと変化する。
「……カムイくんなんて大っ嫌い!!」
 有無を言わせない雷が、カムイを直撃した。
 
 * * *
 
「……それで今日は機嫌が悪いの?」
「うん」
 ぶすっ、とした顔を隠そうともしないエミに、アイチが苦笑する。
 エミから話を聞く限りでは、カムイはまったく庇いようがない――が、その一方で同情も禁じえなかった。この妹の全力の拒絶は、カムイにはさぞかしこたえることだろう。
「勝手なのよ、ナギサちゃんから猛アタックされてたときは逃げ回ってたくせに、ナギサちゃんが他の人とつきあうのは気に入らないなんて」
「はは……」
 そうだね、と肯定して勢いに乗られるのも怖くて、アイチは曖昧にうなずく。
 かつてのナギサがカムイに熱烈なアプローチを仕掛けていたのは周知の事実だ。それこそ、ナギサの恋人の櫂も承知のことだろう。
(……櫂くんがナギサちゃんと…って聞いた時は、僕も驚いたけど)
 あまりオープンとは言えない性格の櫂だから当然といえば当然だが、そんなそぶりを見せたことは一度も無かった。一体いつからそんな想いを抱いていたのか、気にならないといえば嘘になる。自分にとっては、櫂は今でも憧れの人なのだ。
「……そりゃ、あんなに慕われてたんだから、気になるのも分かるけど……」
 散漫になっていたアイチの思考を、トーンの落ちたエミの声がさえぎる。
 一通り怒りをぶちまけた後に残ったのは、純粋な寂しさのようだった。
 うつむいたエミの頭を、アイチはぽんぽんとなでる。
「カムイくんのこと、好きなんだね」
「……うん」
 素直に頷いたその声は少し震えていて、カムイには悪いが今回は全面的にエミの味方をしようとアイチは兄として心に決めた――
「……って、アイチのくせに偉そう!!」
「うえぇぇええ!?」
「何よアイチのくせに!ミサキさんとキスもろくにできないくせに!このヘタレアイチ!!」
「いいい今それは関係ないだろ!?!?」
「うるさいうるさいうるさーい!!」
 ――が、そんな気遣いは気の強い妹には気に食わなかったようで、アイチは思わぬとばっちりを食うことになったのだった。
 
 * * *
 
 ところは変わって、また例のとあるカフェ、今度は大学生の青年二人である。その一人は件の青年・櫂トシキであり、もう一人は彼の親友、三和タイシだった。
「……なぁ、それ、なんて言って告白したんだ?ナギサちゃんからってこたぁねーだろ?」
「………」
「黙秘かよ」
「話す必要性を感じないな」
 この二人が会話する場合、たいてい三和が櫂の五倍は話している。そもそも櫂は、会話という営為をあまりしたがらない。
「はぁ……。まぁいいけど、確かナギサちゃんって、今年やっと高一だろ?軽く犯罪っぽくね?」
「そうだな」
「開き直りかよ、このロリコン」
「なんとでも言え」


To be continued...?


+++


…ナギサの相手が櫂なのは私が櫂が好きだからっていうのもあるのですが、ぶっちゃけカムイがナギサを取られて一番納得いかない相手という理由で選びました。櫂ごめん!(笑)
でもこれ33話時点のカムイの櫂へのコンプレックスが前提なんで、6年後と言ったけどパラレルで考えた方がいいかもしれません。これからもそのままとは限らないからなぁ。
あとカムイとナギサくっつけなかった理由は、あの尽くし方だとナギサちゃん彼女っつーより母親げふんげふんって感じですはい。カムイとかも、甘えちゃいけないって振っちゃいそうなイメージもないではない。
エミはカムイが頑張ったら落ちると思う。というか地味にヴァンガードの中で一番恋愛体質なんじゃねーかというイメージ。
アイミサはやりたかっただけです。主人公×ヒロイン好きだよ!本編じゃまともにフラグ立ってないけど(笑)(漫画は三和→ミサキだしアニメは34話森ミサフラグだったしvvvvvvv)
ちなみに三和くんの彼女はアサカの可能性が高いです(マテ)
三和アサか三和ユリか迷ったんだけど、ユリはケンジといい感じだったから~(笑)
でもそれやるとアサカ→レンをどうするか…特に予定はないけどもしレン出そうとしたら女性が足りない(笑)な…テツレンとかでいいか(まて)
リア充だらけの話に男一人出すのかわいそうで(笑)
大穴でウルトラレアか。
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