リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
ヴァンガード二期決定おめでとおおおおおおお!!!!!
というわけで数日間あっためてたネタを公開してやる!!
別名:三人目のヤンデレ。この発想はあった。第一期が5クールじゃなくて6クールだったら危なかったと思う(笑)ほぼアイチの二番煎じですが\(^o^)/
櫂くんのノルニル(勝手に決めた)勢ぞろい。三和・レン・アイチが過去・現在・未来で運命の三女神!(女神言っちゃったよ)
正味の話、櫂の初恋が三和でレンとつきあってたことがあってアイチに恋しててももういいじゃんって思います。そういう風にしか見えない(…)
しゃーないねん、一回恋しないと心開けない=友達作れない子やねん…。
というわけで数日間あっためてたネタを公開してやる!!
別名:三人目のヤンデレ。この発想はあった。第一期が5クールじゃなくて6クールだったら危なかったと思う(笑)ほぼアイチの二番煎じですが\(^o^)/
櫂くんのノルニル(勝手に決めた)勢ぞろい。三和・レン・アイチが過去・現在・未来で運命の三女神!(女神言っちゃったよ)
正味の話、櫂の初恋が三和でレンとつきあってたことがあってアイチに恋しててももういいじゃんって思います。そういう風にしか見えない(…)
しゃーないねん、一回恋しないと心開けない=友達作れない子やねん…。
RIDE XX 三和の憂鬱
何の変哲も無かったはずの帰り道、夕暮れの街角で三和を待っていたのは、その風景にそぐわない空気を纏う、雀ヶ森レンだった。
柔和な微笑をたたえて、彼は三和へと近づいてくる。
「初めまして。櫂の友人の三和タイシ……ですよね?」
その問いに三和は答えない。悪意しか感じない相手の問いに素直に答えるほど、お人好しのつもりはなかった。
彼の発するまとわりつくような悪意に、嫌な汗が浮かんでいるのが分かる。レンを警戒したまま、挑発するように笑った。
「アイチの次は俺ってか?生憎だな、あいつはもうそんなにヤワじゃないぜ」
レンの目的は櫂だ。櫂を傷つけること、櫂を従わせること、櫂を手に入れること。その他の人間はそのための手段としてしか、彼は見ていない。
それを見越した牽制に、けれどレンはあっさりと頷いた。
何の変哲も無かったはずの帰り道、夕暮れの街角で三和を待っていたのは、その風景にそぐわない空気を纏う、雀ヶ森レンだった。
柔和な微笑をたたえて、彼は三和へと近づいてくる。
「初めまして。櫂の友人の三和タイシ……ですよね?」
その問いに三和は答えない。悪意しか感じない相手の問いに素直に答えるほど、お人好しのつもりはなかった。
彼の発するまとわりつくような悪意に、嫌な汗が浮かんでいるのが分かる。レンを警戒したまま、挑発するように笑った。
「アイチの次は俺ってか?生憎だな、あいつはもうそんなにヤワじゃないぜ」
レンの目的は櫂だ。櫂を傷つけること、櫂を従わせること、櫂を手に入れること。その他の人間はそのための手段としてしか、彼は見ていない。
それを見越した牽制に、けれどレンはあっさりと頷いた。
「ええ、そうでしょうね」
余裕で頷くということは、彼の思惑を抜け出せていないということだ。嫌な予感が膨れ上がる。夕闇が深くなる。黄昏に染まる景色の中、向けられた視線が妖しく揺らめいた。
「つまり、もう櫂には、君は必要ない」
余裕で頷くということは、彼の思惑を抜け出せていないということだ。嫌な予感が膨れ上がる。夕闇が深くなる。黄昏に染まる景色の中、向けられた視線が妖しく揺らめいた。
「つまり、もう櫂には、君は必要ない」
「……っ!」
ぞくりと、背筋を悪寒が走るのが分かった。
その様子を見て、レンはくすくすと楽しげに微笑む。
ぞくりと、背筋を悪寒が走るのが分かった。
その様子を見て、レンはくすくすと楽しげに微笑む。
「否定できますか?」
(こいつ……っ、人の心弄んで、楽しんでやがる……!)
否定はできなかった。アイチとのすれ違いを越えて、櫂は強くなった。自分がいなければ他者と断絶しかねないような危うさはもう無い。そして今、彼の隣には、そうして固い絆を築いたアイチがいる。
「あんなに尽くしたのに新しい友達ができたら使い捨てなんて、酷い話ですよね」
意図的に心をえぐるための言葉遣いだ。頭でそう分かっていても、三和の中で確かに何かが壊れていく。
否定はできなかった。アイチとのすれ違いを越えて、櫂は強くなった。自分がいなければ他者と断絶しかねないような危うさはもう無い。そして今、彼の隣には、そうして固い絆を築いたアイチがいる。
「あんなに尽くしたのに新しい友達ができたら使い捨てなんて、酷い話ですよね」
意図的に心をえぐるための言葉遣いだ。頭でそう分かっていても、三和の中で確かに何かが壊れていく。
「あいつは、そんな奴じゃない!!」
「震えていますよ」
虚勢の隙を狙うレンの指摘が、三和の心に鋭く突き刺さる。
いつしか息が上がっている。この場に立ち続ける力さえ、徐々に失い始めている。
虚勢の隙を狙うレンの指摘が、三和の心に鋭く突き刺さる。
いつしか息が上がっている。この場に立ち続ける力さえ、徐々に失い始めている。
「違う……そんなんじゃ……」
か細い否定に、いつの間にか目前まで迫っていたレンが、三和の耳元で囁いた。
か細い否定に、いつの間にか目前まで迫っていたレンが、三和の耳元で囁いた。
「もう無理はやめたらどうです?楽にしてあげますよ」
その言葉に、金縛りにあったように動けなくなる。
見開かれた瞳を覗き込む瞳に、囚われていく。
「さぁ、闇に身をゆだねて……」
全身から力が抜けていく。
抗う術を持たずに、三和は闇の中へと落ちていった。
その言葉に、金縛りにあったように動けなくなる。
見開かれた瞳を覗き込む瞳に、囚われていく。
「さぁ、闇に身をゆだねて……」
全身から力が抜けていく。
抗う術を持たずに、三和は闇の中へと落ちていった。
(……櫂……)
閉じた瞳に、涙が一粒光った。
閉じた瞳に、涙が一粒光った。
* * *
「……っ!……三和……?」
* * *
数日後。
このあたりでヴァンガードファイター狩りの事件が発生した。
圧倒的な実力で相手を叩き伏せ、デッキを破り捨てたというものだ。
被害者はショック状態に陥り、犯人の情報はほとんど得られない。
唯一判明しているのは、そのファイターがかげろう使いだということ。
真っ先に容疑者に挙げられたのは、カードキャピタルの櫂トシキだった。
「デッキ、実力、ファイトの態度。お前以上に怪しい奴はいないんだ!」
「……くだらん。人を疑うならもっとマシな証拠を挙げてからにしてもらおうか」
「なぁーにぃー!?そのふてぶてしい態度、やっぱりお前が犯人だろう!!」
「ま、まぁまぁ、櫂くんも確かに態度は悪いですけど、そんなに悪い子じゃないんですよ。ここは櫂くんの言うとおり、証拠が出てからにしてもらえませんか」
「くっ……必ずお前の悪事を暴いて見せるからな!!」
去っていった警官を見送って、アイチは尋ねた。
「櫂くん、どうして否定しないの?櫂くんはそんなことしてないんでしょう?」
「……ああ、確かに俺じゃない。だが……」
「櫂くん?」
「……最近、三和を見かけたか」
「え?そういえば見てないけど……かげろう使いって、まさか」
「あいつと連絡が取れない。……嫌な予感がする」
険しい表情をする櫂に、アイチは意気込んで言った。
「僕達で探そう!事件の犯人を!」
しかしそんなアイチに、櫂はデコピンを一発食らわせる。
「いたっ」
「お前にそんな危ない真似させられるか」
「ひどいよ櫂くん……」
涙目になっているアイチの頭に手を置いて、櫂は言った。
「事件は俺が追う。お前は俺を囮にしていいから、あいつに容疑が向かないように気をつけてやってくれ」
感謝と信頼を伝えるぬくもりに、アイチは力強く頷いた。
「うん!」
――そしてとうとう、櫂達は現場を押さえる――
数日後。
このあたりでヴァンガードファイター狩りの事件が発生した。
圧倒的な実力で相手を叩き伏せ、デッキを破り捨てたというものだ。
被害者はショック状態に陥り、犯人の情報はほとんど得られない。
唯一判明しているのは、そのファイターがかげろう使いだということ。
真っ先に容疑者に挙げられたのは、カードキャピタルの櫂トシキだった。
「デッキ、実力、ファイトの態度。お前以上に怪しい奴はいないんだ!」
「……くだらん。人を疑うならもっとマシな証拠を挙げてからにしてもらおうか」
「なぁーにぃー!?そのふてぶてしい態度、やっぱりお前が犯人だろう!!」
「ま、まぁまぁ、櫂くんも確かに態度は悪いですけど、そんなに悪い子じゃないんですよ。ここは櫂くんの言うとおり、証拠が出てからにしてもらえませんか」
「くっ……必ずお前の悪事を暴いて見せるからな!!」
去っていった警官を見送って、アイチは尋ねた。
「櫂くん、どうして否定しないの?櫂くんはそんなことしてないんでしょう?」
「……ああ、確かに俺じゃない。だが……」
「櫂くん?」
「……最近、三和を見かけたか」
「え?そういえば見てないけど……かげろう使いって、まさか」
「あいつと連絡が取れない。……嫌な予感がする」
険しい表情をする櫂に、アイチは意気込んで言った。
「僕達で探そう!事件の犯人を!」
しかしそんなアイチに、櫂はデコピンを一発食らわせる。
「いたっ」
「お前にそんな危ない真似させられるか」
「ひどいよ櫂くん……」
涙目になっているアイチの頭に手を置いて、櫂は言った。
「事件は俺が追う。お前は俺を囮にしていいから、あいつに容疑が向かないように気をつけてやってくれ」
感謝と信頼を伝えるぬくもりに、アイチは力強く頷いた。
「うん!」
――そしてとうとう、櫂達は現場を押さえる――
「よぉ、久しぶり」
三和が櫂へと向けたのは、いつもと変わらない人好きのする笑顔だった。
けれどその背後には、言い知れぬほど暗く深い気配がわだかまっている。
三和が櫂へと向けたのは、いつもと変わらない人好きのする笑顔だった。
けれどその背後には、言い知れぬほど暗く深い気配がわだかまっている。
「何故、お前がこんなことを!」
「んー、つまんねーから?」
櫂の問いにさらりと答えた三和は、冷たい笑顔で櫂を見下してくる。
「お前はいいよな、やっとアイチとうまくいって。友達とライバルの属性ダブル持ちだもんな?属性友達だけで下位互換の俺なんか、もういらないよな?」
櫂の問いにさらりと答えた三和は、冷たい笑顔で櫂を見下してくる。
「お前はいいよな、やっとアイチとうまくいって。友達とライバルの属性ダブル持ちだもんな?属性友達だけで下位互換の俺なんか、もういらないよな?」
「そんなはずないだろう!?」
見下した視線で自虐する言葉を櫂が否定しても、三和は聞く耳を持たなかった。
見下した視線で自虐する言葉を櫂が否定しても、三和は聞く耳を持たなかった。
「ははっ気にすんなよ……って言いたいところだけど?やっぱ釈然としねーんだよなぁ。お前が幸せならそれでいいかとも思ったんだけどさ……辛いの事実だし?でもそーゆう自分も嫌いでさぁ……疲れちまったんだよな」
「三和……!」
それは全て、三和の中にあった本音なのだろう。誰にも打ち明けられないまま、抱え込んでいた闇に囚われてしまったことを、櫂ははっきりと悟る。
それは全て、三和の中にあった本音なのだろう。誰にも打ち明けられないまま、抱え込んでいた闇に囚われてしまったことを、櫂ははっきりと悟る。
「だから勝負しようぜ?俺が勝ったらお前は俺の。お前が勝ったら……さよならだ」
どちらに転んでも破滅しかないような選択を告げる三和の瞳は、乾いたまま泣いているように見えた。
つづかないっ!
■おまけ
どちらに転んでも破滅しかないような選択を告げる三和の瞳は、乾いたまま泣いているように見えた。
つづかないっ!
■おまけ
櫂「(どうしようまた完全に俺のせいだ…)…アイチ、そろそろ泣いていいか?」
アイチ「え?あ、うん、いいと思う」
+++
歩くヤンデレメーカー、櫂トシキ。
まじで櫂くんは泣いていい。
しかしこの櫂くん、被害者から三和くんバックレさせる気満々である。
レン様がカード弁償して、櫂くんが三和くんの代わりに一発殴られてあげたらいいんじゃないかな!
+++
■余談・事件後座談会
三和「櫂、大丈夫か?」
櫂「あまり大丈夫じゃない……レン……(恨)」
レン「いやですね、ただ僕は同じように櫂を慕う者として、
彼だけ櫂に想いをぶつけていないのは不公平だと思っただけですよ?」
櫂「やり方がえげつなさすぎる。本気で泣くかと思った」
アイチ「結構繊細だもんね櫂くん……(苦笑)」
レン(三和に)「でも、すっきりしたでしょう?」
三和「え?」
レン「心の闇を受け止めてもらえて」
三和「………」
櫂「……そうなのか?」
三和「いや、えっと……」
アイチ「正直に話して大丈夫だよ、櫂くん優しいから!」
櫂「さらっとハードルを上げないでくれアイチ」
三和「……俺なんかいらないっていうのに、迷わず『そんなはずない』って
言い切ってもらえたのは嬉しかったかなーなんて……」
櫂「………」
レン「ほらね」
櫂「………」
三和「……か、櫂?」
櫂「…………反省なんかしてやらん。それくらい分かってろ、馬鹿」
三和(櫂に抱きついて)「……おう!」
アイチ&レン(これ僕達じゃ言ってもらえないな(ませんね)……)
+++
歩くヤンデレメーカー、櫂トシキ。
まじで櫂くんは泣いていい。
しかしこの櫂くん、被害者から三和くんバックレさせる気満々である。
レン様がカード弁償して、櫂くんが三和くんの代わりに一発殴られてあげたらいいんじゃないかな!
+++
■余談・事件後座談会
三和「櫂、大丈夫か?」
櫂「あまり大丈夫じゃない……レン……(恨)」
レン「いやですね、ただ僕は同じように櫂を慕う者として、
彼だけ櫂に想いをぶつけていないのは不公平だと思っただけですよ?」
櫂「やり方がえげつなさすぎる。本気で泣くかと思った」
アイチ「結構繊細だもんね櫂くん……(苦笑)」
レン(三和に)「でも、すっきりしたでしょう?」
三和「え?」
レン「心の闇を受け止めてもらえて」
三和「………」
櫂「……そうなのか?」
三和「いや、えっと……」
アイチ「正直に話して大丈夫だよ、櫂くん優しいから!」
櫂「さらっとハードルを上げないでくれアイチ」
三和「……俺なんかいらないっていうのに、迷わず『そんなはずない』って
言い切ってもらえたのは嬉しかったかなーなんて……」
櫂「………」
レン「ほらね」
櫂「………」
三和「……か、櫂?」
櫂「…………反省なんかしてやらん。それくらい分かってろ、馬鹿」
三和(櫂に抱きついて)「……おう!」
アイチ&レン(これ僕達じゃ言ってもらえないな(ませんね)……)
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pixivからこのサイトにはリンク等を貼っていません。あんな大手SNSからこんなコアなサイトに直接飛べるようにする勇気無いです\(^o^)/
あと最近転載しているTwitterはpixivのプロフから飛べます。非公開中です。なんでそんなめんどくさいことしてるんだなんて聞かないであげてください。コミュニティごとに人格切り替えないとパニックになるタイプなんだよ!!(明らかに最初にpixivとHP切り離したのが敗因)
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