闇堕ち三和くん完結編（櫂・三和・アイチ）

真面目にシミュレートしたらとんでもなくYKSだった。
櫂くん一瞬で超成長しすぎである。
ニコ生で出てた例の新カードの名前使ってみました☆

RIDE XX+1　櫂の信頼

　一進一退の攻防が続き、櫂のダメージゾーンに五枚のカードが並ぶ。 

　しかしそれは三和も同じことだった。攻めきれなかった三和が、辛そうに宣言する。 

「……ターンエンド」 

　その様子を暫く見つめて、櫂がターンを開始する。 

「俺のターン、スタンド・アンド・ドロー。ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドにライド」 

　やけに静かに切り札を繰り出した櫂は、すぐには次の行動に移らなかった。 

　また暫く考えた後に、三和に向かって口を開く。 

「……一つ、言い忘れていたんだが」 

　不審そうな目と不思議そうな目が櫂を見つめる。 

　いたって冷静な顔で、櫂はこう言った。 

「俺は別に、わざと負けたっていいんだぜ？」 

「……は？」 

「か、櫂くん！？」 

　呆気に取られる三和と焦るアイチにも動じず、櫂は平然と続ける。 

「お前が俺に完全に依存されたままがいいって言うなら、俺はそれでも全く問題無いんだからな」 

　堂々と言い切った櫂に、動いたのは三和の方だった。 

「お前それじゃアイチが泣いちまうだろ！？」 

「え」 

「あ」 

　驚いたのはアイチで、しまったという顔をしたのは三和だ。 

　三和自身から引き出したその答えに、櫂は満足げに笑った。 

「……だろ？だからやはり、負けられないな。――ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンドのメガブラスト！」 

 

＋＋＋ 

もはやヤンデレの愛を真正面から受け止めても全く動じなくなった櫂くんYKS！YKS！！
好きになった人に対して底なしの愛を提供してしまう櫂くんがようやくそれで傷つかないレベルまで自分の愛をコントロールできるようになったのかもしれない。

 

いや昨日やっと凄いシンプルなことに気がついたんですよね。櫂くんって、レンと喧嘩して意地張って絶交して後悔した(←今ここ)だけなんだと！(笑) 

それをあれだけ真面目に悩んで苦しい思いできるんだから可愛い…(笑) 

そして遊戯王ＧＸがいかに意地っ張りのためのアニメだったかを思い知りまし…た…(笑) 

いやＧＸでも結論だけで言えばここにはたどり着いてるんだけど、それにかける時間と決断に要したエネルギーがヴァンガードよりさらに半端ないというｖｖｖｖｖｖ

まあ遊戯王ＧＸはテーマに人命に関わるレベルの正義が絡んでるからですが。だけど基本的なことは変わらないってことなんでしょうね。 

逆を言えば、子どもにとって友達と喧嘩するっていうことがいかにおおごとかを知ってるというか。 

いや、なんか勉強になった(笑) 

うすうす気づいてはいたけど、私ほんとに意地っ張りなんだな…orz 

…これで夢見すぎだったらどうしよう（笑）
三歩進んで二歩下がるかなぁ？十代が四期ヘコんだ感じで。でも十代と違って、櫂くん好きな人の数自体は相当限定してるから、変に気に病むしがらみは少ないはずなんですよね。三和くんはユベルと違って櫂くんの友達も大好きだし（笑）

■さらに余談

 

三和「にしたって、あれでもし俺が引っかからなかったらどうする気だったんだ？」

櫂「まぁ、宣言通り負けただろうな」

三和「駄目じゃん！？」

櫂「そうか？今はもうアイチがいるだろう」

アイチ「え？」

櫂「三和はお前を心配していたがな。もし俺達が闇に落ちても、今のお前なら止めてくれるだろう？」

アイチ「櫂くん……うん、もちろんだよ！」

 

私自身は櫂とアイチの信頼関係ってこのレベルに来てしまう気がするんですけど、夢見すぎなんだろうか…（笑）