リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
Admin | Write
50話の櫂くんがこういう風にしか見えなかった!!!
櫂くん切ないよ櫂くん!!!どんだけアイチ愛してるの!!!!!

 忘れていたファイトの楽しさを思い出させてくれたのはお前だった。
 一人で戦い続ける以外の生き方を、忘れていたあの頃。
 ブラスター・ブレードに再会した。自分に与えられたもの全てを当たり前に思っていた時代に、お前に渡した一枚のカードに。
 そしてそのカードを取り戻すために、戦う勇気を手に入れたお前に。
 
 俺はお前とのファイトを、確かに楽しんでいた。
 それは俺が、お前のイメージに負けていたからだった。
 そうと気づいたのは、勝敗としてそれが現れてしまった後だったけれど。

「俺の……負けだ」

 あのとき初めて立ち止まれたんだ。
 がむしゃらに進む以外にできなくなっていた俺が、初めて。
 本当はもっと、お前とファイトしていたかった。
 失くしてしまったレンとの時間に重なって、そんな気分は長くは続かなかったけれど。
 俺にはまだ、目指したい強さがあったから。

「今のお前に、俺と戦う価値など無い」
「僕、強くなるよ。だから、いつかきっと」

 いつか。ああ、いつか。
 いつかなら、戦えるのかもしれない。
 お前が俺に、追いついてくれたなら。
 戦いたくて、戦えなくて、俺はお前に、一人で戦うイメージばかりを見せつけてしまって。
 お前自身のイメージを、大切にしてやれなかった。

「こんなの、僕のイメージじゃない!」
「だからお前は弱いと言うんだ」

 敗北を受け入れられないこと。
 それは自分のイメージで戦っていない証拠。
 そんな風に導いてしまったのは俺だった。

 だから今、お前に返そう。

「戦士達と共に道を切り拓く。若き日の王の姿を見よ!ライド・ザ・ヴァンガード、アルフレッド・アーリー!!」
「アルフレッド・アーリー……ということは」
「スキル発動。ソウルからブラスター・ブレードをスペリオルコール!」
「ブラスター・ブレード……!」

 一人で戦わなくていい。
 急いで強くならなくていい。
 今のお前には、今のお前の強さがある。
 俺がここまで来れたのも、その強さのお陰だから。

 今はほんの少しだけ、さよならアイチ。


 もう少しだけGood-bye


(どんなに遠く離れたって けして夢は終わらない)
Comment form
Name
Title
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
  管理人のみ閲覧可能にする
ブログ内検索
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
[04/25 藍維那]
アクセス解析
pixivID:1412017
K玲(仮名)のハンドルで主にヴァンガードSSを投稿しています。日記に載せたのを後日修正転載が基本。
pixivからこのサイトにはリンク等を貼っていません。あんな大手SNSからこんなコアなサイトに直接飛べるようにする勇気無いです\(^o^)/
あと最近転載しているTwitterはpixivのプロフから飛べます。非公開中です。なんでそんなめんどくさいことしてるんだなんて聞かないであげてください。コミュニティごとに人格切り替えないとパニックになるタイプなんだよ!!(明らかに最初にpixivとHP切り離したのが敗因)

Designed by