友情論（櫂←女子）

櫂くんがクラスの女子（※オリキャラ）に絡まれて友情論語る会話。

「櫂くんの愛って重いよね」

（突然なんだこいつ）

「三和くんのこと、自分のだって思ってるでしょ」

「………」

「それって友情？」

「……友情じゃなかったらなんなんだ」

「えー、そりゃー答えは一つじゃん？」

「……三和ぐらいに思ってる奴は他にも二人いる」

「……そう来たか」

「お前は俺に何を期待してる」

「三和くんみたいに好きになってほしい」

「無理だな」

「なんで？」

「あいつは俺に期待しない。俺もあいつに期待しない」

「とてもそう見えないけど」

「意志は不可侵だ。そう見えるとしたら、利害が一致しているからだろう」

「よく分からない」

「俺もあいつも、いざとなれば敵になれる」

「……できるの？」

「そうでなければ、友達なんて言えないだろう」

「それに同意する人って相当少ないんじゃないかな……」

「敵になれずに、どうやって間違った友達を止めるんだ」

「え、えーっと……説得するとか」

「説得は味方にすることじゃない」

「………」

「………」

「櫂くんが敵になれない人って、いる？」

「……今はいない」

「今は？」

「家族とは戦いたくない」

「それ、私でもなれる？」

「……さぁ、どうだろうな」

 

櫂がさらっと家族いないって言ったことに突っ込みそこねる女子。

そうは言うけどお前三和にもレンにもアイチにも何割か家族入ってるよな？って思いながら書いた。

 

「ねぇやっぱり利害の一致って分かんないんだけど」

「俺が俺を大事であいつが俺を大事なら利害は一致してるだろう」

「すごいジャイアニズムな話聞いた」

「俺が俺を大事じゃないのにあいつが俺を大事なら利害対立だな」

「何それなぞなぞ？」


＋＋＋

この女子頑張れば普通に櫂くん落とせそうな気がする。

三和「どこがいいかとか聞いていいか？」
櫂「多少抜けててバカなところがかわいい」
三和「……意外にサイテーな理由だな……」
櫂「うるさい」（確かに抜けてるが何も考えてないわけじゃないし素直で背伸びしすぎない自然体なところが良いなんて言えるか）

完全に夢小説ルートに…。