リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
時系列は2話後でアイチにツンツンし始めた櫂くん+三和くんな話。
Y(やっぱり)K(櫂くんは)S(嫉妬深いや)って思ってた頃(笑)に櫂アイに挑戦してみようと思って書いてこれまた挫折してやや尻切れトンボなんですが、まぁ裏事情妄想だから本編がオチみたいなもんだしいいかって(まて)
Y(やっぱり)K(櫂くんは)S(嫉妬深いや)って思ってた頃(笑)に櫂アイに挑戦してみようと思って書いてこれまた挫折してやや尻切れトンボなんですが、まぁ裏事情妄想だから本編がオチみたいなもんだしいいかって(まて)
“僕はイメージする。この戦いを。僕のブラスター・ブレードが、櫂くんを倒す姿を!”
もう誰も好きにならない。それで誰に嫌われてもいい。
それくらいの心の壁を、あいつはあっさりと打ち破ったんだ。
俺にとって、それがどれだけ大事(おおごと)だったか、そんなことも知らないままで――
祈りに似ている
「櫂!カードキャピタル行こうぜー!」
「行かねぇ」
放課後、わざわざ櫂のクラスのホームルームが終わるのを待っていたらしい三和に、櫂はすげなく言い放った。
歩みを止めることなく廊下を行く櫂に歩調を合わて、三和は櫂の隣をキープする。
不機嫌な横顔を見つめて、三和は「ははーん」と笑った。
「お前、さては拗ねてんな?」
ぴくりとこめかみを引きつらせた櫂をよそに、三和は続ける。
「昨日結局アイチとファイトできなかったもんなー?」
三和は櫂と、昨日も一緒にカードキャピタルに行った。誘ったのはやはり三和のほうだったけれど、今日とは違って結構機嫌よくついてきたのだ。
それは一昨日ファイトしたアイチと遊びたかったからだろうと三和は睨んでいた。しかし三和達の直後にアイチの同級生達が入店してきたお陰で、アイチの相手は彼らに譲ることにしたのだ。代わりに俺としようぜと言った三和に、櫂は別段文句を言うでもなく応じたけれど、思えば櫂の不機嫌は、そのときから始まっていた。
「でもだーから今日行けばいいんじゃん?別に毎日同じ相手とやるわけじゃなし、拗ねて次のチャンス逃したら勿体な――ぶへっ」
したり顔で語る三和の顔面に、櫂のカバンがヒットする。
「……ってオイ!今の痛かったぞ!」
「下らんイメージで調子に乗るからだ」
「えー?でも間違ってる気しねーけど」
「もう一発喰らいたいか?」
殺気立った目でカバンを構えた櫂に、さすがの三和もたじろぐ。
「そ、そこまで怒ることなのか?」
「……ああ、だから黙れ」
三和の言うことを否定しても反論してくるわけではない櫂に、三和は釈然としないながらも引き下がることを決める。手しか出てこないということは、そう簡単に口を割らせることはできないだろう。よほど痛い目を見る覚悟があれば別かもしれないが。
歩みを再会しながら、三和は話題を変える。
「んじゃ今日、お前どうすんの?」
「別のショップに行く」
だったらカードキャピタルでもいいと思うけどなぁと思いつつ、何も答えないわけではないことにひとまず満足して、三和は櫂と下駄箱で別れた。
「また明日な!」
「ああ」
* * *
“さてはお前、拗ねてんな?”
それが半分は図星だったことは、櫂は正直否定できなかった。
けれどだからこそ、昨日が駄目なら今日だなんて発想は受け入れられなかった。
(……その程度じゃ、ないんだ)
半身と呼べるくらいに大切だった存在と最悪の形で決裂してしまって、櫂の心は酷く頑なになった。
彼に勝てるくらいに強くなりたい。誰よりも強く、強く。
それしか考えられなくなっていた櫂にアイチは挑んで、固く閉ざされていた櫂の心を、四年間の想いの全てでこじ開けてしまった。
だから――
(……今日も、明日も、明後日も……ずっと俺だけでいてほしい、なんて我侭、言えないだろう……?)
――強すぎる拒絶の反動は、強すぎる独占欲となって現れてしまっていた。
同級生たちと笑うアイチを見て、心の中に芽生えた嫉妬を、櫂は持て余していたのだ。
四年前、ボロボロだったアイチの俯いた顔を上げさせたくて、お前だって強くなれると渡したブラスター・ブレード。昨日見たアイチの笑顔は、そのときの願いが描いていた未来だった。
櫂自身がどんなに否定しても、アイチが信じて譲らなかった四年前の自分の願い。櫂の中に確かに残る四年前の願いが、アイチへの想いに待ったをかける。
そしてもう一つ――その光景に重なる、置き去りにしたレン達との思い出。
両親を失った悲しみから支えてくれた、その思い出に報いないまま、逃げてしまった弱い自分。
独占欲と願いと罪悪感と、全て足してしまえばアイチに会う気にはなれなかった。
もっと強くなりたい。今の櫂に分かるのは、結局戻ってきてしまったその望みの先にしか、道は続かないだろうということだった。
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櫂くんアイチくんは捕まえちゃ駄目だと思っててレンくんは捕まえに行かなきゃだめだと思ってるけど三和くんは捕まえなくても居てくれると思ってないか。
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櫂くんアイチくんは捕まえちゃ駄目だと思っててレンくんは捕まえに行かなきゃだめだと思ってるけど三和くんは捕まえなくても居てくれると思ってないか。
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