櫂VSレオンをレン＆櫂VSレオン＆ジリアンにしてみたいプロローグ

長いタイトル通り。
101・102話に対する「うわあああ誰も止めてくれないから櫂くんが破滅の光になっちゃってるじゃないですかああああ｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ちゃんとレン様の闇で中和してあげてくださいよなんのためのNAL4なんですかレオンくんだってかわいそうすぎるうううう」っていう感じで多分二期の性質的にはこれがストーリーとしては一番適切な組み合わせだったんじゃないかというのはわりと真面目に思ってるんだけどタッグファイトとかファイト構成やってられないよね！！

　雀ヶ森レン、櫂トシキ、鳴海アサカ。チームNAL4の行く手を遮る黒い霧が、不意に開けた。

　舞台装置のように霧の晴れた空間が広がるそこには、三人が探していた人物の姿がある。

「……来たか」

　空色の髪を持つ双子の姉妹――ジリアン・チェンとシャーリーン・チェンに傅かれながら、レオンは傲然と呟いた。チームドレッドノート。惑星クレイを侵略するヴォイドに与した、蒼龍レオンの率いるチーム。

「探しましたよ」

　レンの笑みはあくまで柔和だったが、レオンの雰囲気に決して圧されていない。その一歩後ろで、櫂とアサカの二人は厳しい表情でレオンを見つめている。とは言っても、表情についてだけなら、櫂に関してはいつも通りと言ったほうが正しいかもしれないが。

　その櫂が、レンの右隣へと一歩前へ踏み出す。

　レオンを見つめたまま、レンは櫂に微笑みながら問いかける。

「熱くなりすぎじゃありませんか？」

「この状況で黙っていられるか」

「困りましたね。君を止めるのに割いている時間も労力も無いんですが」

　剣呑に言い合う内にも、二人の視線はレオンから外れない。二人の内に湧き上がる闘志が、雰囲気へと徐々に顕（あらわ）になっていく。

　それに怯むことなく、レオンは不敵に笑った。

「構わん、二人まとめてかかってこい。――ジリアン、補佐に入れ」

「はっ、はい！」

　名を呼ばれたジリアンは生真面目さの滲む声で返事をすると、足早にレオンの左隣へと位置取りする。レンの正面にはレオンが、櫂の正面にはジリアンが相対している。

　レオンが右手を大地へかざす。地面から生えた土色のファイトテーブルが、四人の前に出現した。

 

「「「「スタンドアップ！」」」」

「「ザ・ヴァンガード！」」

「マイ」

「「ヴァンガード！」」

 

　*　*　*

 

「これは……」

　その頃、クレイの様子を見守る人々の中で、コーリンが呟いた。

「どういうこと？先導者は一人のはずでしょう？まして、櫂トシキは……」

「PSYクオリアを持っていない」

　コーリンの後を継いで、スイコがその意図を肯定する。

「私にも分からない。けど……」

　ディスプレイを見つめるスイコの脳裡には、数週間前の櫂とレンのファイトが飛来していた。真なる記憶と自らのクランを奪われる前の、二人の真剣勝負。

「運命に選ばれたカードファイターと、運命を切り開くカードファイター……面白いファイトになりそうね」

　思わずといったように、スイコの口の端に微笑みが浮かぶ。

「スイコ」

　これは惑星クレイと地球の命運がかかったファイトだ。不謹慎と窘めるように名を呼んだコーリンに、スイコは苦笑を返すしかなかった。今スイコが感じたものは、我慢できるような類の高揚ではなかった。それはとても自然に湧き上がった感情だったのだ。

　その感情を宥めて、スイコは表情を引き締める。

「いずれにせよ、私達にできることは、彼らを信じることだけよ」

「……そうね」


続く！？

＋＋＋

YKS組の天使レンちゃんもかわいいんだけどやはり第一期を通り抜けたレンくんが同時に持っているはずのYKD（やっぱり櫂はダメですね）成分が致命的に足りないと思うんです。思うんです（真顔）ちなみにYKDとは「僕を屈服させに来たんでしょう？」であり、「そうだよー櫂、そんな言い方はよくないよー」とか言ってたあの成分です。
YKDがあってもレンくんは櫂くんとやっていけるだけのフラグあっただろう！？櫂くんだってなんだかんだレンへの敗北は認めたんだからPSYクオリアレンくんと共闘できるくらいのフラグあっただろう！？
というわけでこの話のレンくんが一期仕様なのはクランの記憶取り戻した結果です。そういう感じ。

あとこの話では長様は母親になる予定です。そしてノイローゼの予定です。蒼龍の子の伝説を自己暗示かけてる状態。母上とシャーリーンとジリアンを守るために蒼龍の子を自演することを決めたレオンが闇に染まっていくのを、蒼龍の子の伝説の嘘に気づきかけてたジリアンが自分たちのために変わっていくレオンを止められないジレンマ抱えてて、まーそんなジリアンを櫂が「俺より強いんだろうな」とか言うとかそういう展開にならねーかなって！！
レンくんが「僕が何年PSYクオリアを磨いてきたと思ってるんですか？ナメないでください」とか言ってみたりできねーかなって！！

タッグファイトの流れだと無理っぽいからここで言うけど最初は

レオン「貴様らに何が分かる！」
ジリアン「あなた達に何が分かるの！」
櫂「わかるさ」レン「わかりますよ」
レン「……今のは、気が合ってるわけじゃないね（笑顔）」
櫂「そうだな（笑顔）」
レン「僕も同感ですよ。守るべきものを守るためなら……手段なんて、選べませんよね？（クオリア）」
櫂「俺は止めることも認めることもできずに、一緒にいることから逃げた。お前は、俺より強いんだろうな」
レン「でも……僕達も、負けるわけには行きません」
櫂「だから諦めるな。まだ何も終わってはいないんだ。俺が……俺達が止めてみせる」

みたいのやりたかった。（主に「ハモってるけど気が合ってない」をやりたいわけなんだがどう考えても同時には無理ｗｗ）
クリスが一期のアイチならレオジリは一期のレン櫂でしょうそうでしょう…そんな感じ（笑）