リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
予定は未定でした。さくっと短く「99話で櫂くんとレンくんが記憶を取り戻したシーン捏造」ですはい。当然といえば当然ながらそんなシーン差し挟む隙そうそう無かったのでご都合主義空間をフル活用してみました。だいたいCM中です(笑)
101・102話どう足掻いても補完できなさそうな気がしてきt(ry
櫂くんはヴァーミリオンブラッドさんを一体どこで入手してきたんでしょうか…。
101・102話どう足掻いても補完できなさそうな気がしてきt(ry
櫂くんはヴァーミリオンブラッドさんを一体どこで入手してきたんでしょうか…。
RIDE99+ 夢の終わり
「残念だが《シャドウパラディン》も《かげろう》も、そして《ロイヤルパラディン》も復活などしない。未来永劫な」
タクトがクレイの先導者を決めるべく準備したファイナルステージに、伏兵は現れた。三つのクランを封印したタクト達の敵勢力――ヴォイドに力を与えられた者。アクアフォースを操る蒼龍レオン、チームドレッドノート。
「風に愛でられし先導者たちよ、風の導きに従うがいい」
* * *
「……何、でしょう……」
ぽつりと、レンが呟いた。何のことを言っているのか櫂にも分かった。唐突に取り戻されていくかつての記憶――《ロイヤルパラディン》、《かげろう》、《シャドウパラディン》にまつわる本当の記憶。おそらくタクトが、これ以上封じておく理由はないと判断したのだろう。
(あいつが記憶を封じたのは……そういうことか)
「……勝手なことだな」
そう呟いて、櫂は目元を拭った。歯がゆくも傷つけあった日々の残滓を。
レンに背を向けたまま、櫂は言った。
「俺は、忘れたいと思ったことは無いぞ」
本来はタクトに言われたセリフだったが、部外者の彼よりは、レンに告げるのが正しいような気がした。
変わっていく世界を止めたくて、足掻いたことはあったのだ。それでもその道のりを、忘れたいと願うほど半端な気持ちで生きたことなど無かった。
それが例えば――彼との決別の記憶でも。
「……そういうのはこっち見て言ってください」
「……っ」
顔を両手で挟まれて、無理矢理レンのほうへ向かされた。むすっとした顔のレンが、呆気にとられる櫂を見て噴き出す。
「知ってますよ。君がそんな殊勝な人だったら、僕はこんなに苦労していませんから」
そう言ったレンの笑顔はどこまでも昔と同じに見えて、複雑な表情をやめられない櫂から、レンがふと視線を逸らす。
「……それに、やっぱり楽しかったです。君と一緒のチーム」
横顔から感情の色は読み取れなかったけれど、心に刺さる棘は彼にもあるのだろう。封じられた記憶の上で、過ごした時間が穏やかであればあるほど、追憶は口に苦い。
(お前こそ、こっちを見て言ったらどうだ。とは……言えないな)
レンのようにはいかないと、櫂はひとりごちる。意地っ張りはお互い様で、結局は変われない。そのせいでぶつかったのに、そのせいで――きっと、惹かれ合うこともやめられない。
(だから忘れたくない。……もう二度と、繰り返したくないんだ)
正反対だから引かれ合う、対極のような存在と、認め合っていたいから。
どんな過ちも痛みも、忘れたくはなかった。
「……俺もだ」
ぶっきらぼうな声に、レンは「相変わらずですね」と言いたげに笑った。
(……振り回された分はこれでチャラだ、タクト)
心の区切りに応えるように、二人を覆っていた闇が晴れる。
「……っレン様!」
闇の中でずっとレンを探していたらしいアサカが、レンに駆け寄った。
チームメイトが合流したのを確認して、アイチ達はどうしただろうと、櫂があたりを見渡す。けれど、視界に広がるのは荒野ばかりだ。
「――他の奴らとはバラバラにされたようだな」
+++
タクトの小細工が裏目りまくって結果的に櫂くん(とレンくん)だけオイシイ思いをしているという構造はどうかと思います。どうかと思います。櫂レン的には全然アリですが!!
タクト(というかエイゼル?)は個人的にアイチになんか恨みでもあったの?というレベル\(^o^)/アイチいじめ以外のなんでもなかったわけですが、あの闇タクトはなんだったのか…なんかの間違いだったんでしょうか。個人的にはあっちが本体にしか見えないというか、それはそれで面白そうだし無理に和解させるよりそれで通せばよかったんじゃねってわりと本気で思ってる(笑)
エイゼル…だったらアイチを嫌う理由なさそうなんだけどな。もしかしてあれはエイゼルではなくて、憑依されたタクトが関係ないことに巻き込まれてイライラしてたんでしょうか。謎は尽きない。
「残念だが《シャドウパラディン》も《かげろう》も、そして《ロイヤルパラディン》も復活などしない。未来永劫な」
タクトがクレイの先導者を決めるべく準備したファイナルステージに、伏兵は現れた。三つのクランを封印したタクト達の敵勢力――ヴォイドに力を与えられた者。アクアフォースを操る蒼龍レオン、チームドレッドノート。
「風に愛でられし先導者たちよ、風の導きに従うがいい」
* * *
「……何、でしょう……」
ぽつりと、レンが呟いた。何のことを言っているのか櫂にも分かった。唐突に取り戻されていくかつての記憶――《ロイヤルパラディン》、《かげろう》、《シャドウパラディン》にまつわる本当の記憶。おそらくタクトが、これ以上封じておく理由はないと判断したのだろう。
(あいつが記憶を封じたのは……そういうことか)
「……勝手なことだな」
そう呟いて、櫂は目元を拭った。歯がゆくも傷つけあった日々の残滓を。
レンに背を向けたまま、櫂は言った。
「俺は、忘れたいと思ったことは無いぞ」
本来はタクトに言われたセリフだったが、部外者の彼よりは、レンに告げるのが正しいような気がした。
変わっていく世界を止めたくて、足掻いたことはあったのだ。それでもその道のりを、忘れたいと願うほど半端な気持ちで生きたことなど無かった。
それが例えば――彼との決別の記憶でも。
「……そういうのはこっち見て言ってください」
「……っ」
顔を両手で挟まれて、無理矢理レンのほうへ向かされた。むすっとした顔のレンが、呆気にとられる櫂を見て噴き出す。
「知ってますよ。君がそんな殊勝な人だったら、僕はこんなに苦労していませんから」
そう言ったレンの笑顔はどこまでも昔と同じに見えて、複雑な表情をやめられない櫂から、レンがふと視線を逸らす。
「……それに、やっぱり楽しかったです。君と一緒のチーム」
横顔から感情の色は読み取れなかったけれど、心に刺さる棘は彼にもあるのだろう。封じられた記憶の上で、過ごした時間が穏やかであればあるほど、追憶は口に苦い。
(お前こそ、こっちを見て言ったらどうだ。とは……言えないな)
レンのようにはいかないと、櫂はひとりごちる。意地っ張りはお互い様で、結局は変われない。そのせいでぶつかったのに、そのせいで――きっと、惹かれ合うこともやめられない。
(だから忘れたくない。……もう二度と、繰り返したくないんだ)
正反対だから引かれ合う、対極のような存在と、認め合っていたいから。
どんな過ちも痛みも、忘れたくはなかった。
「……俺もだ」
ぶっきらぼうな声に、レンは「相変わらずですね」と言いたげに笑った。
(……振り回された分はこれでチャラだ、タクト)
心の区切りに応えるように、二人を覆っていた闇が晴れる。
「……っレン様!」
闇の中でずっとレンを探していたらしいアサカが、レンに駆け寄った。
チームメイトが合流したのを確認して、アイチ達はどうしただろうと、櫂があたりを見渡す。けれど、視界に広がるのは荒野ばかりだ。
「――他の奴らとはバラバラにされたようだな」
+++
タクトの小細工が裏目りまくって結果的に櫂くん(とレンくん)だけオイシイ思いをしているという構造はどうかと思います。どうかと思います。櫂レン的には全然アリですが!!
タクト(というかエイゼル?)は個人的にアイチになんか恨みでもあったの?というレベル\(^o^)/アイチいじめ以外のなんでもなかったわけですが、あの闇タクトはなんだったのか…なんかの間違いだったんでしょうか。個人的にはあっちが本体にしか見えないというか、それはそれで面白そうだし無理に和解させるよりそれで通せばよかったんじゃねってわりと本気で思ってる(笑)
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