リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
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「黒子のバスケ」の紫原がそこそこ成績良さげという噂(21巻の作者コメント?)を聞いてテンション上がったので語ってみる。
何を隠そう黒バスで見たいCPを答えろと言われたら紫氷でね!!!
バスケごと自分の(才能の)価値まで間接的に否定してる紫原が真面目で礼儀正しい氷室の暗い嫉妬に触れてちょっと前向きになるあのエピソードが好きすぎて。黒バスで一番好きなエピソードです(笑)
しかしあのそのなんていうかインテリ華奢美少年属性の私にとっては紫原って決してストライクではないわけなんですがここでインテリをクリアして来られたのでちょっと萌えが加速しました(笑)(ちなみに言わずもがな氷室は黒バスでこの条件をオールクリアする数少ない人材です・笑)
以下語りです。手元にコミックスとか全くないですが。(実家に帰れば妹が全巻持ってるの…)代わりに問題のエピソードである165話の感想ブログ(※ググった)をいくつか参考にしながら語ります(笑)

まずあのエピソードで大事なのは、火神に才能の差を痛感させられその理不尽にやりきれない思いを抱えつつ、我慢して我慢して我慢して努力して努力して努力してきた氷室が、火神と同等の才能を持ちながらろくに頑張らないまま勝負を投げようとした紫原に、本当の本気で真剣に我慢できなくて、だけどその憤りの我儘さを自覚してなお抑えきれなかったっていうのが最高によいわけですよ。
あそこまでやっても氷室は紫原を否定してないんですよ。氷室にとっても紫原にとっても、あれはあくまで八つ当たりで。「どうして神様はこんなに不公平で理不尽なんだ?」っていう、運命への怒りを紫原にぶつけてるだけであって、紫原が悪いと思ってるわけじゃないの。

そしてだからこそ、紫原はやる気になるんです。

「そーゆーの心底ウザい」って言ってる紫原は、似たような視線は感じてきたことでしょう。紫原を明らかに責める視線にだって晒されてきたはずです。「でも俺が強いの俺のせいじゃないじゃん?何が悪いの?」って嘯いてきたはずです。
才能と努力とバスケへの愛情を兼ね備えた火神と一緒にいた氷室は、火神に責めるところがひとつもないことを知りながら嫉妬を抑えきれなかった氷室は、そこで紫原と意見一致してるんです。紫原に才能があるのは紫原のせいじゃないって。

だけど、才能ないのだって俺のせいじゃないだろ?ない分ちゃんと努力してきただろ??ふざけるなよ!!!

誰がこの悲痛な叫びを止めることができるでしょう…。
そんな悲痛さを持ちながらも、その悲痛さを自分(※紫原)に対する否定に変換しない人間を、紫原は初めて見たわけです。氷室は紫原が初めて出会った、最も情熱的で最も高潔なバスケットボールプレイヤーだったのです。

ここから妄想です。本編を八割がた美化して妄想します。

「できる」っていうのは、人間嬉しいものです。
「体が大きいから」って理由だけでバスケを始めた紫原も、本当は嬉しかったんじゃないでしょうか。自分にできることがある、ゲームで勝てる、っていうのは。
きっと最初は、ちゃんとバスケが楽しかったんです。
でも、練習を続けるうちに体の大きさと言うアドバンテージはどんどん顕在化していきます。そして、テクニックで才能を開花させる友人達とは違い、体格で勝っている紫原はある日気づいてしまいます。「これは俺が凄いんじゃない。ルールが俺に味方してるだけだ」
自分は存在自体が卑怯だったんだ。そう気づいた瞬間の絶望はいかほどでしょうか。技術を磨けば磨くほど、自分の体格の卑怯さは大きくなる一方です。楽しくなりかけていたバスケが、あっという間に色あせていきます。
それでも紫原はバスケをやめませんでした。当たり前です。楽しかったんです。…好きなんです。

捨てられない「体格」という自分のチート性能に、紫原はやる気をなくしてしまいました。
けれど、それはフェアプレイを求める精神に端を発する“萎え”です。本当は好きだし、本当は真面目なんです。悲しいくらいに真面目なんです。
それを理解してもらえないまま、表面的なやる気の無さを責める視線に晒されて、彼はずっとふてくされていたんじゃないかと思います。

そんな紫原にとって、心の奥底に触れないまでも、おそらく責めることもしなかった氷室は、実はとても心地よい存在だったのではないでしょうか。
氷室にも、バスケが好きだからこそ生まれてくる嫉妬という、ジレンマに満ちた暗い感情があります。紫原の、バスケが好きだからこそ生まれてくる自虐的な怠惰と、ほんの少しだけ似ていたのかもしれません。

氷室の持つ、嫉妬に狂うほどのバスケへの情熱と、それを誰にぶつけることもよしとしない潔癖さ。
紫原の持つ、自分がバスケをするのは卑怯と感じる潔癖さと、それでもバスケをやめられないイノセントな愛着。

紫原は、どこかで気づいてたんじゃないかと思います。氷室が今まで出会った誰よりも高潔な人だと言うことに。
だから殴られた時、こんなこと思ったんじゃないかと思うのですよ。

何キレてんの?そういうキャラじゃないじゃんアンタ?
あっそ、所詮他の連中と同じだったってことね。
はいはい悪いのは俺ですよー。…けっ。


それで密かに懐いていた分裏切られたと逆ギレして、氷室の急所をガンガン突くわけです。

「才能が違うってわかんないの?」

でもやっぱり、他と同じじゃないわけですよ。
氷室もどっかで気づいてたんじゃないですかね。紫原が、ある意味で「純粋なバスケ」がしたいんだって。あんまり本気にならないのはいじけてるだけで、自分のことをフェアな存在として認めてほしい、というか、自分で自分を認めたいんだって。
氷室は「わかってるよ、そんなことは」と続けます。
「怒りで気がヘンになるぜいい加減…!」
そう言った氷室の瞳から、どうしようもなくこぼれ落ちる涙。

何?アンタそんなにバスケ好きなの?
こんなくだらないルールなのに?
こんな理不尽なゲームなのに?
アンタだって、そう思ってるはずだろ?


……俺、バスケやっていいの?
卑怯じゃない?
まだ勝てるかな?
アンタいっつも、こんなところから頑張ってるの?

俺さ、本当は、本当の本当は、
バスケ嫌いじゃないんだよ。知ってる?

俺だって、本当はバスケ、好きなんだぜ――



……お粗末さまでした。

紫原はこれからも打たれ弱く(笑)負けたらすぐメゲることでしょう(笑)
そこを氷室が「ほらクサってないで、一緒にやろうぜ」って言ってくれたら、紫原ちょう頑張っちゃうと思うわけですよ!!!(笑)
氷室が才能の無さに憤りつつ練習してたら紫原は黙って(?)練習つきあってくれると思うんですよ!!よくわかんないけど!!(笑)

氷室は一人では火神の才能と渡り合えないし、紫原は一人では「まともなバスケ」ができない。それが二人そろったら可能になる。それがもう、ほんと、たまらなく燃える!!
氷室は本編で明言されています。お前との勝負は俺の負けでいい。だけどチームは負けない。
でもここ、それだけじゃなくて紫原も氷室に救われてるはずです。
バスケは一人じゃできない、なんて当たり前のようですが、それが当たり前じゃなくなっていたのが黒子が離脱したところの「キセキのバスケ」です。そして紫原は、ある意味黒子と同じようにその状態に倦んでいた。違うのは、紫原にとっては、「キセキの世代」が自分のチート性能を隠してくれる、同じくチートな仲間たちだったということです。
黒子が求める、帝光バスケ部が失ったバスケと、紫原が手に入れたもの――黄瀬が、緑間が、青峰がそれぞれの高校バスケ部で手に入れたものと、別々の高校に進学しろと言った赤司の、いまだヴェールの向こうにある真意。
燃えるしかないです。


……二人がそろってプロになれれば何も問題ないんですが

氷室がプロを諦めて普通に就職たりしたら


紫原と氷室つきあってもいいと思います\(^o^)/


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