リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
Admin | Write
知りすぎている君だから

LJ編最終回ネタでレン→櫂。なんかレン様の包容力がカンストしてた気がした。これじゃアサカがもやっとするはずである。
タイトルの英語にあんまり自信がありません\(^o^)/
追伸:若干修正しました


 それはまだ、封切られないままのメッセージ。

 Sealed Message

 ねえ櫂、こんなこと言ったら怒られるかもしれませんけど、リンクジョーカー事件の中心にいるのが君だと分かって、僕本気で嬉しかったんです。
 たった一人、ただひたすらに強さを求める、それはかつて僕が憧れた君そのものだったから。
 ゾクゾクしましたよ。そんな君と戦えるかもしれないなんて。
 ――それが君のすべてじゃないと、もう知っていたからこそね。

 君のためにと闇に落ちた僕を、君は全力で止めてくれた。
 一人のファイターとして、僕の友として。
 僕は君を拒絶してしまったのに、君は最後まで僕を見捨てることはなくて。
 そんな君の想いを、僕に届けてくれたのはアイチくんだった。
 あのとき初めて知ったんです。僕がちゃんと、君に想われていたこと。

 あのとき手にした力は、今も僕の中にある。
 かつては僕を呑み込んだ力も、今はもう、僕の願いを叶えるための僕の力。

 知りすぎている君だから、間違えられない君だから、少し心配してはいたんです。
 君が自ら闇に落ちることなんでできはしない。それでいつか、君が立ち止まってしまわないかと。
 越えられない壁の前で、立ち尽くしてはしまわないかと。

 そんなことありませんでしたね。
 すっごい無茶したみたいですけど。
 君は自分で自分に呪いをかけた。全ての善悪を忘れるようにと。
 自惚れてもいいでしょう? 君がそれほどまでに力を希(こいねが)った理由に――僕への想いが、確かに秘められていたこと。
 君の君たる所以(ゆえん)の炎を、呼び覚ますことができたこと。

 君はそろそろ知るべきなんです。
 君の魂に宿る炎が、ひたむきに強さを求めるその情熱が、どれくらいの人の心の炎に強さと輝きを与えてきたのか。
 君がどれだけ、皆に愛されているのか。
 もう気づいてもいいんです、君をとりまくすべての愛に。
 だから――

「櫂を、頼みますよ。アイチくん」

 櫂の心の扉の鍵は、きっと君の勇気の剣(つるぎ)だから。
Comment form
Name
Title
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
  管理人のみ閲覧可能にする
ブログ内検索
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
[04/25 藍維那]
アクセス解析
pixivID:1412017
K玲(仮名)のハンドルで主にヴァンガードSSを投稿しています。日記に載せたのを後日修正転載が基本。
pixivからこのサイトにはリンク等を貼っていません。あんな大手SNSからこんなコアなサイトに直接飛べるようにする勇気無いです\(^o^)/
あと最近転載しているTwitterはpixivのプロフから飛べます。非公開中です。なんでそんなめんどくさいことしてるんだなんて聞かないであげてください。コミュニティごとに人格切り替えないとパニックになるタイプなんだよ!!(明らかに最初にpixivとHP切り離したのが敗因)

Designed by