リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
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江西とハイメがお酒飲んで間違う話\(^o^)/
二人がトコハパパにお酒差し入れた話で「サトハイいいかも…」というフォロワさんの呟きに軽率に乗っていった呟きをSSにしたやつです来週見たらアウトな気がしたから今書きました。江西の誕生日が本編的にはいつぐらいに入るとかまったく検証していないのでふわっとお願いします。
江西とハイメフラワーズをいろんな意味で応援してますが百合とBLでもいいんですよ…って正直思っててごめんなさい(土下座)
最初ハイメが江西のこと嫌いだったら面白いのにとか言ってて正直すまんかった(いや、ギアクラ編では敵と味方だし、トコハのチームメイトになりたいのは山々っぽいしみたいな…)(いまだにハイメフラワーズってチーム名をハイメがどういうつもりでつけて江西がどう思ってるのかは聞いてみたい)


「今日のキミは魅力的だね……」
 ハイメ・アルカラスの蠱惑的な瞳に、突然のことに戸惑う江西サトルが映り込む。どうしてこんなことになったのだったか――

 ACCIDENT

 江西っちお誕生日なの!? という岡崎クミの言葉が発端だっただろうか。江西が二十歳になる誕生日は、あれよあれよという間にハイメフラワーズの仲間達に祝われることになり――そもそも彼らは口実をつけては宴会をしたがるようなところもあるのだが――四人で会食をすることになった、そこまではよかった。
 晴れて成人となった江西とお酒が飲みたい、というハイメたっての希望で、二人は江西の自宅にて二次会をすることになったのだが。
 二人がけのソファに腰を下ろし、何をどう間違ったのか、ほんのりと頬を赤く染めたハイメが江西を見つめている。寄せられた肩からハイメの体温が伝わってきて、自分の顔がほてっているのがアルコールのせいなのかどうか、江西にはよく分からなかった。
「酔っているのか……?」
「やだなぁ、本当のことを言っただけだよ」
「何を言い出すんだ」
 江西にとっては初めての飲酒で、お互いそんなに量を飲んだわけでもない……はずだ。自分やハイメの酒に強い弱いも江西には知りようがなく、どうかわせばいいのかさっぱり分からない。
 分かるのは、そう言って口説いていくるハイメこそ、普段の陽気さとは対照的なくらいに妖艶な雰囲気をまとっているということだけだ。
(……まて)
 江西は確かに、ハイメに誘惑されていた。自分も酔っているのか。どこか機械的にそう自問してみるけれど、答えが分かるはずもない。
「俺はけっこう、キミに期待してるんだ。言っただろう? トコハのフォローを頼むって」
「……それは」
 U20の大会が始まる前、江西がハイメに言われた言葉だ。何故ハイメがそれを自分に頼むるのか、それは今でも分かっているわけではない。はぐらかされているわけではなくても、ハイメは多分、何かを心に秘めている。
(それが言えないのは……今の俺に、足りないものがあるから……なのだろうな)
 ちり、と、心が微かに焦げ付くような音がした。
 明神リューズの翻した旗のもとで犯した罪を購うために、ヴァンガードを続けている。そのために今は、チームのために戦おうとしている。ハイメ達が持つ絆の強さに、追いつきたいから。
 ハイメの中にまで、踏み込むような余裕はないのだ。頼まれたトコハを支えることさえ、まだ一杯一杯で。
 それなのに――
「……あなたは……」
 ――いや、だからこそ、なのかもしれない。
(……あなたも、一人で戦っているのだろうか)
 気がつけば江西は、ハイメの唇に口づけていた。不思議なほど違和感を感じなかった。夢見るような瞳が、江西を見つめている。
「……優しく……してくれるよね……?」

 * * *

 カーテンの隙間から差し込む日差しが、どこか容赦なく感じるのは何故なのだろう。ずきずきと痛む頭を押さえながら、江西は眠い目をこすった。
「……?」
 なんだかおかしな夢を見た気がする。いや、途中までは現実だったはずだ。しかし途中からなにか、なにかがおかしい。
 いまだ夢うつつに戸惑う江西の隣で、ハイメが起き出してくる気配がした。
「おはよう、サトルンルン……」
「ああ、おはよう……」
 やはり夢だったようだな……と、江西がそう思おうとしたとき。
「昨日のサトルンルン……すごかった……」
「っ!?」
 そう呟いたハイメに、いやそんなはずはない夢だ誤解だ、そんな焦りで言い訳をしようと勢いよくハイメを振り向く。
 しかしそう言ったハイメも、勢いよく江西から顔を背けた。
 表情を確認する隙はなかったけれど、心なしか、耳まで赤い。アルコールはもう抜けているはずだった。
「………」
 つられた江西も赤面するしかなかった。
「……ハイメ、その、あれは」
 すまなかった。忘れてくれ。
 そう言ってなかったことにするべきかどうか、江西はさらに悩むことになるのだった……。

 END


どこまで行ったかはご想像にお任せします\(^o^)/(※最後まで行ったことにする勇気はなかった)


2017.5.7
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