Reboot（遊作＆Ai）

そんなわけでラスト２話でエグい角度で遊作とAiに落ちました。
２年以上毎週いい子で見てたのにハマるのが最後２話ってそんなのってある？？？ぐう聖財前お兄様＆妹葵ちゃんと了見の顔と遊作の「DA☆MA☆RE」が好きだったんですけどあと先に作られた弟ハルとか妹なゴスガちゃんとか割といっぱい好きだったのにまさかそんなここにきて！！！超融合！！！した二人！！！
存在がなくなる覚悟で自分を差し出したのが十代とAiで、その愛と力に包まれて共に戦う決意をするのがユベルと遊作だと思うんですよね、ええAiが十代でユベルが遊作解釈です異論は認める。孤独なシミュレーションの果てにあの決戦に臨んだAiと、それを受け止めてなおAiの復元を選んだ遊作が好きすぎて駄目です…（顔を覆う）
というわけで最終回後を妄想しました！！遊作はつよいぞー！！かっこいいぞーーー！！

「……あれ？」
「気がついたか」
　デュエルディスクの中で目覚めた意識に、遊作はそう声をかけた。
　周囲には、どうしてか“懐かしい”風が広がっている。電脳世界を駆け抜ける、遊作が起こす風。
「ボーマンを倒して、お前と別れて、それで……」
「ライトニングの洞窟には行かせない」
「えっ？」
　Aiにとって――今のAiにとっては、遊作が知るはずのない情報だった。
「お前はそこで、奴がお前宛に残したシミュレーションを見た。イグニスの中でお前だけが残ったとき、お前が人類を滅ぼすという未来を。そして未来に……絶望したんだ」
「マジかよ」
　その言葉だけでAiは理解した。自分が、ある地点から復元された存在だということを。
「でもそれ、俺達と戦う前のアイツが残したデータだろ？　それなら……」
「お前のデータを入れ直しても、結果は同じだったようだな。何千回、何万回やりなおしても、だ」
「うそぉ……」
　さすがに自分が思いつくことはかつての自分もやっているらしいと、Aiは自分が本当に手詰まりだったことを悟り始める。
　少しの沈黙のあと、遊作はいつもの淡々とした調子で続けた。
「……お前が絶望したのは、お前と人類の争いに、俺が巻き込まれて犠牲になるせいだった。お前が存在することで導かれる未来……そんなのは、選べないと」
「え……」
　今度こそ、Aiが絶句した。さすがに分かったのだ。そうやって絶望した自分が、どんな選択をしたのか。遊作を失って人類を滅ぼすか、自分が消えるか――きっと最後は、遊作とのデュエルで答えを出したのだろうと。
　かつての自分を眠らせたのは、遊作なのだろうと。
　Aiの様子に、遊作はふっと笑った。
「だがな、お前はこうも言っていた。俺とのデュエルをシミュレーションするなんて、そんな野暮なことはしない、と。ならお前は、少なくとも今ここにある未来を、シミュレーションしたことはないんだ」
「……！」
「そして……これもお前が言っていたことだ、お前はもともとデータだと。だから俺は、お前を復元した。お前が、一人では変えられなかった未来を変えるために」
「Playmaker様……！」
「お前にはまだ言っていなかったな。お前は最高の相棒だ。共に戦ってくれ、Ai！」
「……了解！！」

＋＋＋

おまけ

「へへへ～、Playmaker様が俺のこと最高の相棒だって！　も～うAiちゃん幸せ～！　もう一回言って！　Playmaker様！」
「うるさい」
「Playmaker様ったら、イケズッ」
「黙れ」

＋＋＋

もうツン遊作とデレAiが漫才コンビにしか見えない。