リスペクト公式、と言いつつBL・GL妄想上等の色々無節操なのでカオス注意。
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遊作の葛藤と覚悟が尊すぎて息ができません助けて。
確認済みの話数は1~5、37~50、64~73、83、104・105、110・111、117~120。こんな大がかりな考察GX以来だよ…。ヴァンガもやってないとは言わないけど…。
追記:中身に追加できないのでこっちで書くけど、TURN63・64で「嘘をつくAI」と「相棒」の単語が出ていること、「結託して嘘をつき、相手を騙すSoulbuenerと不霊夢」が描かれていることから、「Aiの嘘に気づいていて黙って受け入れるPlaymaker」で対比されてるのに気づいてあまりにもエモすぎるんだがなんなんだ???(混乱)あとここからソルバと不霊夢、遊作と草薙、が相棒として踏み出す話を書いてからの遊作とAiが相棒として踏み出すアース編、でもうほんとここで結成で間違いないと思います。

いつ気付いたか

結論から言うと、最初から疑っていて2期開始時点で確信してるんじゃないかと思っています。

TURN3の時点で、

・TURN65でサイバースデッキのダンジョンでハノイを食ったモンスターとそこそこ似た姿でAiがハノイを食っている

のを遊作が見ており、

・データストームで物理カードが作れる
・Aiは出会い以前からPlaymakerの動向を知っていた

ことを遊作と草薙が知っているので、あとはサイバース族がイグニスに関連する種族であることが確定(TURN43)すれば、遊作にサイバースデッキを与えられるのはAiくらいしかいない。推理材料はかなり初期から揃っています。

そして、TURN46で、遊作とAiはお互い名残惜しそうにしつつ(遊作が「これでお前は自由だ、どこへでも行け」をAiからそっぽ向いて言ってるところとか、Aiがデュエルディスクごと行こうとしてツッコまれるところとか)も、すごく綺麗に別れた(草薙さんの送りを断ってまで、Aiが「こりゃ綺麗だ!」と言っていたスターダスト・ロードを、もう一度一人で見つめる遊作という図が美しすぎる…)その後。

TURN47序盤。

「えーん、えーん、アニキがいなくなってから三ヶ月…。どうしてオイラを置いていっちゃったんですかー?」と泣いているロボッピの後、広場のカフェナギで難しい顔(by葵)をしながらソーセージを焼いている遊作に切り替わります。

まって何考えてその顔になったの???

演出的にはロボッピと似たようなことを考えていたと取るのが自然だと思います。要はAiのこと。サイバース世界に無事たどり着けたら連絡の一つでも寄越すと思っていたのか?何かあったのかもしれないと心配していたのか?

もしくは…「リンクセンスで5年間感じていた何か」みたいなものがあって、それがAiがいなくなって初めて途切れたことで、Aiは遊作を5年前からずっと見ていた、ということを確信して考え込んでいた…なんてこともあり得るのでは…?

確証はありませんが、とりあえずそんな仮説を立てています。


ひとまず人質として

そして遊作がそれを確信した前提で続きを見てみます。
仁の意識が奪われ、犯人を追ってリンクヴレインズにログインした遊作は、Aiを渡せと賞金稼ぎ・ブラッドシェパードに追われます。「俺はもうイグニスを持ってはいない!」「では、それはなんだ」いつの間にか遊作のデュエルディスクに帰ってきていたAiの一言…

「ごめんなープレイメーカー、戻って来ちゃった!」

…「ごめんな」!? お前、謝ることなんだな!? 戻ってきたことは謝ることなんだな!?

これ5年間のことを遊作がどう思っていたとしても、あらゆる追求を封殺する一言だと思います。少しでも迷惑だったとか言ったら一瞬でいなくなるやつじゃん、みたいな。
Aiもよほど申し訳ないのかブラッドシェパードを一発で追い払い、ガチカード五枚も(あるいはもっと)くれる有能ぶり。

Q.そんなAiに遊作が取った対応とは。

TURN50

遊作「はしゃぎすぎて見つかるなよ」
Ai「分かってるよ。でもよ、また俺をロックしちゃうなんてどういうつもりだよ」
(中略)
遊作「三つ、これが最も重要だ」
Ai「なになに~?」
遊作「お前には人質が似合っている」
Ai「あら~。おあとがよろしいようで…」

A.お前には人質が似合っている。

……っはー!!!!お前には人質が似合っている!!確かに!!
というわけです。このロック、遊作のもとに戻ってきたことに申し訳なさのあるAiを引き留める意味と、「お前まだ隠してることあるだろ」というメッセージだったのでは?と思うわけです。そしてAiの態度はあれですよね、「サーセン」。

お前それで相棒って言ってもらおうって無理筋じゃん、って思うわけなんですけど、遊作は別に怒ってはなかったんだと思います。Aiが過去の干渉について白状しない限り、対等な関係でいようと思ったら正面切っては認めてあげられないだけで。

そんな二人の関係は、TURN48、遊作の初の召喚口上(※OCGwiki情報)である「契約は結ばれた!二つの魂は、闇の力を操る賢者へと受け継がれる!儀式召喚!降臨せよ、サイバース・マジシャン!」から察するに「契約関係」だったのかなと思います。「儀式」モンスターなのも、TURN47で再会早々「Ai! 何故ここに!」「はい、手短に説明します。…(もったいぶって)実はさぁ…」「あとにしろ(威圧)」「あぁんこの感じ久しぶりw」とお約束をこなした二人っぽいなと思います。


相棒として腹をくくる

その後、TURN64・65で遊作と草薙の出会い、サイバースデッキ入手のエピソードが語られますが、この話は遊作不在のまま、草薙の視点で語られます。
遊作がこの過去について現在どう思っているのかは、一切分からない作りになっています。

続くTURN66では、Aiがネット掲示板にPlaymakerのAIが優秀だという書き込みをし、それについてロボッピに「俺はなあ!真実を皆に教えてやってるだけなの!」と言っています。
Aiの干渉は、そんな風にあくまで「真実」を使ったものなのかな、という一面も垣間見えるところです。

Ai「あっちの世界じゃ、お前のご主人様は、俺がいないとなーんにもできないんだぞ!」
遊作「誰の話だ」
Ai「ぎっくー!」

PlaymakerはAiがいないと何もできない、とAiが言っていたことは遊作に聞こえています。遊作の中で、5年前からの干渉をAiが話さないことについて、改めて疑念が掘り起こされるようなエピソード、と言えなくもないと思います。
ついでに言えば、Aiは3期でもこの手の話をロボッピに繰り返しています。

そして、掲示板がきっかけでアースと出会います。

アースは、人間の真実を見極めるためにデュエルを挑むと言います。
アースが語る、アクアが予言するサイバース世界の分裂、人間とAIの未来への懸念。真実とは何か。

長くなるので結論を先に言います。
このデュエルでは、アースが人間の真実を探していると同時に、おそらくPlaymakerもまた、Aiの真実を探している。
そしてAiは、相棒として認められようと焦っているように見えます。

アース「Ai、お前は何故人間の側についた」
Ai「ん?」
アース「何故プレイメーカーと一緒に居る」
Ai「何故って、そりゃ熱い友情で結ばれてっから!なっ、プレイメーカー様!」
Playmaker「………」
Ai「ほらぁ」

この間、遊作はAiを真顔で見つめるだけのノーリアクションです。黙れ系のセリフや俺とお前の間には何も無い等のセリフも出てこないことから、Aiの言葉が本音かどうか、ひとまず様子見してるのか…?と私は見てます。
このあとAiは何故か哀しそうな目をしてるのですが、積極的な肯定がなかったせいなのか、はたまた別の理由なのかはちょっと測りかねています。アースに会う前から遊作の反応が薄いので、なんか雰囲気悪いぞ…と思っているのかもしれません。

Playmaker「あいつの本来のパートナーは、おそらく、スペクター」
Ai「えっマジで!?それで人間を嫌ってるのかあ…。まあスペクターじゃ無理ないかもな」

スペクターは、遊作がロスト事件被害者にはありえないと思っていた感情を持っていた人でした。そのパートナーであるアースは、人間を嫌っている様子。また、スペクターとのデュエルは、Aiがハノイを倒すために「財前なんか見捨てろ」と遊作をけしかけているデュエルでもあります。
そのせいかどうか、二人の調子は噛み合わない…というか、特にAiの様子がおかしいです。途中でデュエルディスクに隠れるほど挙動不審。

そんな二人の調子が普段通りに戻るきっかけの会話がこちら。

Playmaker「効果無効、か」
Ai「残念ー、奪えなかったー。なあなあ、次は何を仕掛けるんだ?俺様が攻撃を提案してやろうか?」
Playmaker「黙ってろ」
Ai「えぇ! 俺はアースのことよく知ってるのにぃ」
Playmaker「さっきまで忘れていたのに、何を言ってる」
Ai「いやあ、俺も不器用ですから…」

「不器用ですから」は、デュエル申し込みやデュエル開始時にアースが「説明なしにデュエルを申し込んだ理由」や「後攻をやりたいとはじめに言わなかった理由」として連発しているのですが、言うことがころころ変わると指摘されて、「俺も不器用ですから」と言うAi。
過去を隠すAiの印象に、「不器用」がフィットしたんだろうか…?
このあと、アースのクリスタルハートの召喚によって、荒野だったフィールドが緑豊かな草原に変わります。

11/10追記
一期の時点で、TURN42「うるせえ!俺様なりの償いだ!」TURN45「俺達は、リボルバーが言うように、人間に対して悪さしようなんて思っちゃいない!あそこでひっそりと暮らしたいだけなんだ!俺はずっとお前を利用してた。でもそれは、ただ故郷に帰りたかったからなんだ!ただ仲間のもとに帰りたかっただけなんだ!」など一応謝っていることから、五年前からのことは「タイミングを逃して言いそびれた」ことであり、「あまりに酷すぎて今更言えない」と思ってそうなのは察しが付くので、「不器用」で落ち着いたで良さそうな気がします。

TURN67

後編はアクアとアースのラブコメ(?)から始まりますが、不穏な未来を予言したアクアは、アースに「イグニスにとって、人間は味方なのか、それは貴方自身が判断すべきこと」だと告げます。
この次のTURN68で了見が帰還しますが、1期で遊作が十年探していた恩人である了見は、イグニス(AI)抹殺派です。その了見と再会する前に、遊作もまた、AIは味方なのか、自分で判断しておく必要があったとも考えられます。

TURN67は、リンクから繋げる最初のエース召喚が、絆の強調に使われやすい融合モンスター(サイバース・クロック・ドラゴン)なので、心なしか遊作とAiが上手く行き始めてることを象徴している気もします。このデュエルは、フィニッシャーも同じくサイバース・クロックです。
(というか、サイバース・クロックは2期の主力モンスターなので、2期は遊作とAiの絆の深まりが大事だったとも言えるかもしれません。)

アース(プレイメーカーは非常に強い。闇のイグニスは、その力を利用するためにそばにいるのか、それとも)

Aiのことも見極めようとしているアース。これはそのまま、遊作も考えていたことではないかと思います。それとも…どうなのでしょうか。

Ai「今のモンスター、まるで自分が身代わりになって、アクアのモンスターを守ったみたいだったな。…あっ、そっか!そうゆうことか!」
Playmaker「何がだ」

過去のラブコメを聞かされ、「その話、今聞く必要があるのか」のマジレスで場を和ませてくれるPlaymaker様ですが。

Ai「大ありだって!そんなアクアへの想いがつまったデッキだとしたらさ!」
Playmaker「つまり!アースがそこまで人間の感情を理解しているAIだとしたら!」

個人的にはなるほど!って反応がくると思わなかったのでかなり面白かったのですが、この推理をもとにした後半の戦略もさることながら、内容もかなり重要だと思います。
すなわち、「自分が身代わりになって」アクアのモンスターを「守った」アースは、「人間の感情を理解しているAI」ではないか、という発想。

Ai「げげっ!もう一度攻撃できるのかよ!そしたら、ダイレクトアタックでやられちゃうじゃーん!」
(↑遊作がガン見してる)
アース「フン、臭い芝居だ!」
(中略)
アース「Ai、過剰な演技はかえって逆効果だぞ」
Ai「げ、バレてた?」
Playmaker「当然だ」
アース「ふん」

Aiの「臭い芝居」「過剰な演技」は逆効果、と言うアースと、バレて当然と同意する遊作。 ここではダイレクトアタックを誘う演技の話ですが、遊作に対してAiが使う「過剰な演技」を考えると、遊作がこんなことを考えていても不思議ではないのではないかと思います。つまり…

「お前の相棒ムーブ、うさんくさすぎて逆に怪しいぞ」

ここから、アースが少し打ち解け始めます。

アース「プレイメーカー、どうして、Aiと共にいるのだ」
Playmaker「………」
アース「どう見ても、さっきから足を引っ張ってるようにしか見えないのだが」
Ai「こらー!やっと距離が縮まったと思ったら、俺をディスるのかよ!なんで一緒にいるのかだって?そりゃあ、俺達が唯一無二の相棒だからに決まってるだろう!」(※多分ここ過剰な演技)
Playmaker「(Aiを見て)こいつを相棒と思ったことはない」
Ai「はぁ…(ため息)(遊作を見て)まだ駄目っすか…」

ノータイムで「相棒と思ったことはない」とAiを見て言う遊作、「まだ駄目っすか…」としょんぼりと遊作を見つめるAi。この会話を見つめ合ってしてるというのもなかなか凄いな…と思うのですが。
アースに向き直って、遊作は続けます。

Playmaker「俺がこいつと共にいる理由は三つある。一つ、俺もこいつも、やるべき事がある。二つ、そのために、見つけ出さねばならない共通の敵がいる。三つ!だから俺達は、自らの意思で共にいる!」
 (TURN42回想映像)
  回想Ai「プレイメーカー!」
Playmaker「それを相棒と呼ぶのなら…」
  回想Playmaker「お前!そんなことができたのか」
  回想Ai「相棒が無茶すんなら、俺もつきあうしか無いだろ!」
 (回想映像終了)
(瞑目していた目を開けて)
Playmaker「好きに呼べば良い」

……「自らの意思で共にいる」と明言し、Aiが遊作を「身を挺してかばった」シーンを回想しながら、相棒と呼ぶなら呼べと言う遊作。

遊作は、ここで、腹をくくったんだと思います。

Aiが遊作を復讐へと向かわせ、サイバースデッキを探させたことを隠していると察しながら、それでも「相棒が無茶すんなら、俺もつきあうしかないだろ!」と言ったAiを信じると。
Aiを信じて相棒として戦う覚悟を、ここで決めた。

意図せずわりとはっきりしたこの瞬間を見つけた私は、あんまり比喩ではなく発狂しました…(そしてこれを書いています)。

Ai「うう…プレイメーカー…!(感動でうるうる)もうっ、素直じゃないんだからぁ!」

肘でこいつぅ、みたいなことするAiに機嫌良い顔こそしないけど「まあ好きにしろよ…」みたいな放置の仕方してる遊作あまりにも好きですね…。

Ai「え、何言ってんのアースちゃん。ここまではウォーミングアップ。本番は!」
Playmaker「これからだ!」

Aiが感じたアースの慕情から、クリスタルハートを意地でも守ると見抜いてインヴァリッド・ドンメルに狙いを定めていたPlaymakerは、えげつない攻撃力ダウンでインヴァリッド・ドンメルを弱体化させ、融合モンスターのサイバース・クロック・ドラゴンで勝利します。相棒…。

11/6追記
このお話、Aiの干渉について思い返してはいるんじゃないかと思うんですが、この話で遊作がAiを観察しているのは、それと同時に、TURN59でハノイの再始動を知り、TURN46「イグニスが人間の脅威である限り、私は自分の運命から逃げるつもりはない…!」を回想していることから、了見を運命から解き放つための道として「イグニスが人間の脅威でなくなればいい」と考え始めたからっぽいなと思います…。マジか…(N度目)
ちなみにその結果、TURN98でライトニングを相打ちとはいえ倒した(リボ視点)時点でリボルバーは自由だった幼少期を回想し、Aiを名前呼びしてくれます…。Aiが人間の脅威となるイグニスではなくなっている…。遊作は宣言通り了見を救っていた…。


相棒としてAiを支える

TURN68では、ウィンディによってAiのロックが外されます。
だよねもう人質じゃないもんねーーー!!!しぬわ(萌えで)
象徴的にはそういう意味もあるのではないかと思います。
リンクセンスでAiの気配を探るPlaymakerも拝めます最高ですね。

遊作と絆を深めたAiは、人間を支配しようと言うライトニング達の誘いを断ります。そして、イグニスと人間の対立と同時に、イグニス同士の対立も表面化してしまう。

TURN69では、イグニス抹殺の態度を変えない了見に、遊作はこんな説得をします。

Playmaker「リボルバー!鴻上博士の思いに縛り付けられるな!お前の目で見、お前の思いで考えろ!過去に囚われているだけでは、未来を描くことはできない!」
リボルバー「フン、過去に縛られた復讐者、Playmakerの言葉とは思えない」
Playmaker「俺はもう、過去に縛られてはいない!」

自分の目で見て、自分の思いで考えて、過去はどうあれ今のAiは味方だって信じたのかな…と深読みしてしまうセリフです。

TURN72で、ボーマンにサイバース世界が崩壊する光景を見せつけられ動揺するAiに遊作は。

Ai「あのとき(※ハノイの塔でリボルバーと戦ったとき)はイグニス同士で戦うなんて思ってなかった。なのに、俺はこんなことをするために戦ってたのか?」
Playmaker「嫌だったら、未来を変えるしかない」
Ai「だけど、本当に変わるのか!?未来ってやつは!」
Playmaker「変わるんじゃない、変えるんだ!俺達の手で、ボーマンを倒して!」
Ai「プレイメーカー…。ああ!一緒にアイツをぶったおそーぜ!」
(ふっと笑うプレイメーカー)

いや相棒してるじゃん!?って驚いてたけどそうですね覚悟を決めたので相棒しますね。
ちなみにリアタイ時の感想『遊作がAiにデレすぎて笑顔が素敵すぎて萌えで呼吸困難になりそうなんですけど』
最終回から一ヶ月経ってTURN67がその理由だったことに気づいて心臓止まりそうだったよ身が持たないね。

Ai「プレイメーカー、ここで決着をつけるんだ!悔しいけど、奴は格段に強くなっている。奴を倒せるチャンスは、簡単には巡ってこない!」
Playmaker「どうした、Ai」
Ai「俺の中の何かが、今ここで奴を倒せって言ってる!」
Playmaker「何かとはなんだ」
Ai「わ、分かんない…、けど、時々…デュエルをやってて感じることがあるんだ。頼む!プレイメーカー!」
Playmaker「……。…いいだろう、Ai」

おそらくはAiが本能のまま感情的になっていることまで飲み込んだ上で、遊作はAiの提案した速攻に乗ります。これは、何よりも「Aiの気持ち」を汲んであげた選択だと思います。
そして仕留めきれなかったその後、TURN73にて窮地に陥ったのは俺のミスだと言うAiに、「お前のせいじゃない、お前はただの人質だ。デュエルの決定権は俺にある」と、なんか今ここにある事実以外も含んでませんか…? みたいなフォローをくれます。

そして、私を「5年前のこといつ気付いたの問題」へと導いた追撃、ネオ・ストーム・アクセス発動時の会話。ピンチにめちゃくちゃタイミング良くAiの新技が完成したことについて。

Playmaker「都合のいいタイミングだな」
Ai「ふぅん、じゃあ今のは嘘ーほんとはずっと使えたけど隠してた」
Playmaker「そっちのほうがお前らしい(笑顔)」
Ai「つらい!」

つらい!!!!!はい!!!「つらい!」頂きました!!!!!!!!!!

もうこの「お前は隠しごとするやつだろ」「返す言葉も無い」って会話なんなん!?!?!って発狂してたんですけど、これは5年前からのことを遊作は気付いてるし、Aiはバレてるーって冷や汗かいてるって会話だと断定していいと思います…。
そのことについて、「お前らしい」という肯定の言葉で、笑顔でやんわりほのめかす遊作と、多分その優しさ含めて「つらい」って感じるAiが…もう…無理…萌え死ぬ…助けて…。

この「そっちのほうがお前らしい」、TURN46のAi「頼むからそのガラにもない笑いはやめてくれえ!いつものお前に戻ってくれよお!俺様もう限界~!」のリスペクトだったらどうしよ…とちょっとだけ思ってます…。


そして運命の日へ

過去を隠していたAiに対して、遊作はどう思っていたのか、私はTURN105もその答えなのかなと思っています。

Aiと戦うことについてどうするか尊に聞かれ、「Aiは、笑っていた。楽しげに…。何かのゲームでもやるように、人を傷つけた。…だが俺は、Aiを信じたい…」そう哀しげに答えた遊作。これはこのとき急に思ったことじゃなくて、ずっと思っていたことなんじゃないか。

財前兄妹に正体がバレたとき、葵は、「遊作」が財前に「俺はただ、自分のために戦ってきただけだ、礼などいらない」と告げるのを聞いていながら、正体を隠していた「Playmaker」に、「あなたは、いつも私のそばで見ていて、守ってくれた。そのお礼が言いたかったの。本当にありがとう、感謝しています」と伝えてくれます。その姿は、ずっとAiに過去を秘密にされてきた自分にダブって見えたんじゃないか。だから遊作は、相棒としてAiを止める、と決意できたんじゃないか。

そしてようやく全てが明らかにされる運命のTURN117。

遊作「お前は自分がやっていることをやめさせるために、俺を呼んだんじゃないのか」
Ai「かもな。ただお前とは、良かれ悪しかれ、話をしといたほうがいいと思ってさ」
 (中略)
Ai「俺は正直なところ、いつかお前と戦うんじゃないかって覚悟はしてたぜ。お前だってそうだろ」

Aiがほのめかしているのは、おそらく隠していた過去のこと。
このとき、遊作には実質デュエルする以外の選択肢はありません。Aiはそれだけの状況を用意した。半ばAiに強制される形で、二人のデュエルが始まります。

Ai「デコード・トーカー。俺達が共に手にした、最初のリンクモンスターだな」
Playmaker「Ai、俺にサイバースデッキを探させたのはお前だな」

「最初、ね…」と言わんばかりに初手から踏み込んでいく遊作。
俺をハノイへの復讐に向かわせただろうと言う遊作に、その通りだと肯定するAi。

Playmaker「全ては計算尽くか」
Ai「哀しいこと言うね。……まあ最初はそうだったかもな。だが今は違う、お前は俺の、たった一人の友達」
Playmaker「それをなくしてもいいのか!」

Aiは恨まれてるとはカケラも思ってないし遊作1ミリも疑ってねえじゃねえか!!!!!!

いやそうなんですよね、見てきたとおりなら、Aiの隠し事も罪悪感も、遊作が気づいてて触れないでいることも、二人は何もかも承知で相棒していたわけで。
だからこの会話だって、遊作はカマかけというか、Aiを信じているからこそ「これが望みか?」と言わんばかりに復讐者モードで追求したし、Aiはいつもの「臭い芝居」で悪役ぶって答えたんじゃないかと思うんですよ。
お互いに、「分かってた事実」をロールプレイ込みで確認しただけ。

お前らの会話高密度すぎる!!!!!!!!
そこまで分かり合っててなぜ話せなかったし!!!!!!!!
内気か!!!!!!!!!

そんなわけで、Aiは変わらずに自分を友達だと思っていると確認した遊作。
だからこそ遊作は迷う。覚悟を決めろと迫るAi。

TURN118で、Aiはこのデュエルが、勝っても負けてもAiは消えるデュエルだと告白します。お前なんてデュエル強要してんだ。「俺は、最期はお前と一緒にいたいんだよ」決闘者の一緒にいたいこわい。
このあと、①気合いだ気合い!②無駄に長い口上リテイク③足し算ボケと、Aiのおふざけ三連打にことごとくノーツッコミのPlaymaker。遊作余裕ゼロじゃねえか哀しすぎる。黙れとかふざけるなとか言ってくれよ。無理だな悪かった。

TURN119、なぜそんなデュエルにしたかと、未来のシミュレーションについて告白するAi。デュエル前に何があったと聞かれたときは「べっつに~?」としらばっくれていたくせに、ここでは「お前、俺に何が起きたのか知りたがってたな。勝負がつく前に話とくよ。お前には全て知っておいて欲しいからな」とか言いやがるのほんま勘弁しろ。こんなのにつきあう遊作優しすぎる。

「俺を壊したいのか」などという捨て身の説得も響かないAiに、遊作が了見から託された融合モンスターを召喚したのは、完全に心細いところを支えてもらった形だと思います。了見ありがとう。
それが新しい仲間の力か…!と驚嘆するAi。

「次は確実に仕留めるぜ」からの「俺と一緒になろう。お前の意思をデータ化して、俺と融合するんだ。俺を止められるのは、お前だけだ」
やっぱり止めてほしかったんだね…。しかしまさかの融合という方法に、次回振られてしまうAiなのだった…。

TURN120はもう、疲れ切ったAiへのよしよしフェイズだと思います。ターミナルケア…。

Playmaker「Ai、俺とのこのデュエルも、シミュレーション済みか」
Ai「そんな野暮なことしねーよ」

ラストターンを前に遊作が確認したのは、重ねてきた対話がありのままのAiとの対話だったかどうか。Aiはそうだと答えます。
Aiの隠しごとに触れずにきた遊作と、ずっと言えなかったAiのこのやりとりが、本当に好きです…。

ただただ生きるのに必死で優しすぎて一緒にいられなかった二人が、一緒にいられる続編をいつまでも待っています…。(完)


+++

補足雑記
・TURN50、観覧車のときに早速遊作の目の前で「遊作とコンタクトするなんて思ってなかった」とか盛大に嘘ついてるのでステルスで信頼度ダダ下がりしてそうで笑う。(そもそも下がる信頼度がない可能性はある)
・Aiがあのタイミングで過剰な相棒ムーブ始めたの、草薙がサイバースデッキを「俺達の絆そのもの!このデッキがある限り俺達の絆は永遠だ!」とか言うの聞いて「あれ用意したの俺だし!!」って気分になって掲示板に書き込みしてるとこに遊作に聞かれてあからさまに怪しいムーブかました自覚で焦ったのかも知れない。
・そして遊作はアース戦で「サイバース世界の分裂」ってワード引っかかってたみたいなので、スペクターと被害者同士で争った経験もあってイグニス同士の対立の予感感じてたりもしたんだろうか…。
・TURN73で「タムタムドッカ(ry「クァンタム・エンクリプション!」やってるの、お前はただの人質感すごい。
・遊作はAiが故郷と仲間のために戦う限りはいくらでも利用していいよ(こっちも利用するし)ってスタンスだったんだろうなっていうのと、「鴻上博士は人間が問題だと言ったはずだ!」っていうの、自分でも実行してたんだな…と今気づいた。
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pixivからこのサイトにはリンク等を貼っていません。あんな大手SNSからこんなコアなサイトに直接飛べるようにする勇気無いです\(^o^)/
あと最近転載しているTwitterはpixivのプロフから飛べます。非公開中です。なんでそんなめんどくさいことしてるんだなんて聞かないであげてください。コミュニティごとに人格切り替えないとパニックになるタイプなんだよ!!(明らかに最初にpixivとHP切り離したのが敗因)

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