公式サイトでアカデミアが十代が入学するまでは「エリート主義がはびこる弱きものに冷たき学園」だった、ってのを見てからちらっとひっかかっていた、「その間カイザーは、エリート主義の頂点で何を思ってたんだろう?」っていうこと。
なんか8話や20話の展開を考えると、結構胃が痛かったんじゃないかという気がしてきた(笑)
とりあえず参考にセリフ覚書ページ↓
TURN-8http://www.geocities.jp/rainbow_drops_8gb/gx/s/e/008.html
TURN-20http://www.geocities.jp/rainbow_drops_8gb/gx/s/e/020.html
まず20話で、自分の取り巻きが十代をスパイ扱いしてたときに、十代がレイをかばっていることに勘付いてから「放してやれ」(命令)でその場を収めた亮は、学園の生徒が自分の鶴の一声で行動を変えるだろうってことは分かってるはずなんですね。
ということは、亮が「同じデュエリストにそういう態度は良くない」とか、それこそ「相手をリスペクトしろ」とか言えば、表面上は、アカデミアを力づくで清浄化することは、やろうと思えばできたはずなんです。表面上は。
亮がそれをしなかったのは、それが表面上の話にしかならないと分かってたからなんじゃないかなと思います。たとえ自分の一言で生徒たちが態度を改めたとしても、それは「亮の言うことに従ってる」だけで、「相手をリスペクトしてる」わけじゃない。
そういう亮のスタンスが垣間見えるのが8話で。翔に向けてメッセージを伝えるために、十代に申し込まれたデュエルで、亮は無言で模範を示したわけです。十代は十代で、翔のためにデュエルするんですけど。
このデュエル、「亮と十代のファーストデュエル」って印象が強いのに(サブタイトルからして亮を前面に出してるし)、当の二人はまず第一に翔のことを考えてるわけで、それを思うと、なんか二人が共犯関係っぽくてものすごい萌えます(笑)
ちなみに20話で十代をかばった場面、多分ですが、下手に取り巻きを十代は悪くないなんて正論で説得にかかると、十代がかばってるレイがかばいきれなくなる可能性があって。だからこの問答無用の一言はものすごい華麗なスルー技術です。
いざとなれば権力行使も辞さないカイザーかっこいい(笑)
そんなわけで、亮はとにかく「正しい模範」を示し続けようと黙々と頑張ってたんじゃないかと思うんですが、それでも亮には、下手に完璧だからこそ伝えられないメッセージってのが膨大にあって。なにせ亮がいくら模範的に頑張っても、大半のブルー生徒にとっちゃ「どうだブルーは凄いだろう!」にしかならないですし。
それをある程度フォローしてくれる相方が、実力伯仲でエンターテイナーな吹雪(博愛担当)だったんだと思うんですけど(笑)行方不明になっちゃうし。
そういう亮にとって、成績は最底辺なのに実力があって、型破りだけど素直で、ブルー生徒にどんだけ酷い扱いされてもへこたれない十代は、かなり本気で救世主だったんじゃないかと思います(笑)
pixivからこのサイトにはリンク等を貼っていません。あんな大手SNSからこんなコアなサイトに直接飛べるようにする勇気無いです\(^o^)/
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